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バンドでスタジオ練習を行う時、ギターやエフェクターと同じ位に欠かせない機材があります。
ZOOMというメーカーのポータブルレコーダー『H4』です。
発売から既に6年程が経っていますが、十分現役で活躍している機材です。
外見は、少し大きなシェイバーという感じですが、とても軽くて190g程度です。
で、何をする物かといいますと『綺麗な音質で録音する電子機器』です。
ポータブルな電子録音機器というと、ICレコーダーを思い浮かべる方も多いと思いますが。
『H4』は、そのICレコーダーを音楽的機能に特化させた機材という感じです。
ICレコーダーと大きく違うのは、本体上部の2つのマイクによりステレオ録音が可能なことと、マルチトラックレコーディングが可能なことです。
細かく見ていきましょう。
まずは一番多く使う機能のステレオ録音。
録音フォーマットは、WAVかMP3。どちらかを選択して録音ボタンを押すだけです。
録音レベルがL/M/Hと選べる為、部屋で小さい音を録音しても、スタジオで爆音を録音しても、適正のレベルで録音することができます。
スタジオで使用する場合は、MIC(マイク)の録音レベルをLにして、各楽器の音がバランス良く聞こえる場所に置いて録音します。
また、ステレオミニジャックが付いているので、その場で直ぐイヤホンなどで録音した音を確認することが出来ます。演奏や録音状態を直ぐに確認したい時に便利ですね。
ギターでもバンドでも、演奏上達の為には『演奏を録音する』ことは必須です。自分の演奏を録音すると、演奏している時には気が付かなかったミスやリズムのもたりなども『これでもか!』ってぐらい如実に聞くことが出来ます。
自分の欠点を目の当たりにするのはキツイ部分もありますが、そこを克服しないと、人前での演奏には繋がりませんね。
反対に、録音することにより、自分でも気が付かなかった自分の上手さに驚くこともあるかもしれません。
アドリブで弾いたフレーズが超カッコ良かったとか、偶然に出たハーモニクスがハマッてたとか。そんな場合は、その上手さをドンドン次の演奏に生かしていくことができます。
いずれにしろ、演奏を録音しなければ気が付かないことはもの凄く多いので。是非、自分の演奏を録音する癖をつけて下さい。
さて、話しを『H4』に戻します。
自分の演奏を録音する場合、ある程度クリヤーに聞こえる音質が必要ですが、もの凄く良い音で録る必要も無いと思います。それよりも、手軽に録れることが第一で。その意味で、『H4』は必要にして十分な音質で手軽に録音することが出来るのでとても便利です。
録音されたデータは、全てSDカードにメモリーされます。USB端子も付いているので、SDカードを抜き差しすることなくパソコンとデータを共有できます。
さて、この後が『H4』の凄いところです。
実は、ステレオ録音以外に、マルチトラックレコーディングが出来るんです。
マルチトラックレコーディングとは、『楽器や音声など複数の音を重ねて録音する』ことで。その録音した複数の音を、同時に再生することが出来るんです。
例えば、ドラム・ベース・ギターと順番に1つずつ録音していき、最後にその録音した3つの楽器の演奏を聞きながらボーカルの録音をします。そうやって録音した全ての音源を同時に再生すれば、立派なバンドのデモ演奏音源の出来上がりです。
操作性や機能に関しては、マルチトラックレコーディング専用の機器には及びませんが、この小さなボディーでそこまで出来るのは、ほんとにビックリ。
録音時は、本体上部のステレオマイクで音を拾える他、底部に付いている標準ジャックとXLRタイプジャック(キャノンジャック)により、ギターやベースはもちろん、マイクも直結してレコーディングすることが出来ます。
また、マルチエフェクトが内蔵されているのもスゴイ。この辺りは、ZOOMの得意分野ですね。
マルチエフェクトを使えば、ギター・ベースの音色装飾はもちろん、ボーカルにリバーブを掛けながら録音することも簡単です。
その他、メトロノームやチューナーも付いていたり(私は使ったことありませんが)、ここには書ききれない機能がまだまだたくさん搭載されています。
この『H4』があれば、練習・録音・レコーディングと、様々なシーンで活躍してくれるのは間違い無いでしょう。
今現在、私が持っている初代『H4』は販売完了となっていますが、後継機『H4n』が2万円ほどで販売されています。
この値段でこの機能、バンドで1台所有するのも良いかもしれません。お勧めです。
最後に、『H4』と付属のDAWソフトの『Cubace Le』を使って録音・編集した音源をアップします。
『H4』で本格的なレコーディングをしたことは無いのですが、どんな使い心地かを確かめる為に遊びで録音したもので。音質・演奏はまぁ大目に見てください。
ドラム・ベースとギター3本によるブルースです。使ったエフェクターは全て『H4』に内蔵されているものです。
※プレイボタンを押して下さい、曲が流れます。ボリュームにご注意下さい。
※2017年9月現在のハンディレコーダーの現行機種です。
ZOOM ズーム リニアPCM/ICハンディレコーダー H4nPro
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