⇒【sinyaが開発!弾く脳トレ!よなおしギター】
当教室では、レッスンを私の自宅で行っています。
自宅を建てた時には、教室をオープンすることを想定していませんでしたので。普通の部屋として使っていた場所を教室として使っています。
そのため、ギターなどの機材の他に、テレビや本棚など、レッスンとは関係の無いものも多数置いてあるんです。
ただでさえ狭い部屋なのに、さらにモノが多くて・・・
生徒の皆さんには、ゴチャゴチャとした狭い部屋の中でレッスンを受けて頂くことになってしまい、ホントにいつも申し訳なく思っているんです。
しかも、教室オープン後も、機材が少しずつ増えてきまして・・・いよいよ、どうにかしないとヤバイ感じになってしまいました。
そんな矢先ですね、先日、妻から「ギターを壁に掛けたらどお?」と提案がありました。
私ももちろん、ギターを壁に掛ける、いわゆる『ギターハンガー』の存在は知っていましたが。『ギターを高いところに掛ける』ということに、少なからず抵抗があったんです。何かの拍子に落ちてしまった時のことを考えてしまいますので。
ただ、もうそんなことも言っていられる状態ではありません。
Amazonなどのレビューを見ると、ハンガーはしっかり壁に固定され、さらにギターを掛けるとその自重でより安定し、『心配無用』『安心感あり』の意見が多かったので、思い切って『ギター壁掛け作戦』を決行することにしました。
確かに、今の教室の中でスペースがあるとしたら、もう壁だけですから・・・
そうと決まれば、早速Amazonにて『ギターハンガー』を購入です。ポチッと。
まずは、エレキギター用に最もシンプルな『キクタニミュージック』製のギターハンガーです。
『キクタニミュージック』は、
ギターピローでもお世話になった、とても家計に優しい値段で機材を提供してくれるメーカーですね。
そして、アコギ用には、
ギタースタンドの記事でもご紹介しました『HERCULES』製のロック機構付ギターハンガーです。
こちらは、ギターハンガー本体が壁から抜けることが無い限り、ギターが落下することは考えられません。その点は、非常に安心できます。
ただ、壁からハンガーがかなり長く飛び出してしまいます。ギターを掛けると、壁とネックの間には約10cmもの隙間が空いてしまうんです。
これでは、ボディの薄いエレキギターでは、壁とボディとの間にかなりの隙間が空いてしまって、例えば、地震などで落下する心配がないにしても、揺れることでギターが壁にガッコンガッコンと勢いよく当たってしまうのではないかと心配になります。
その点、ボディに厚みのあるアコースティックギターなら、壁とボディの間の隙間はそれほど大きくならないので、『HERCULES』製のハンガーはアコギ専用にしました。
という訳で、『キクタニミュージック』製×3個、『HERCULES』製×1個を購入。
さらに、私の家の内壁は、石膏ボードになっています。ギターハンガーは、木ネジで固定するようになっていますので、当然石膏ボードの奥にある『木材』を探し当てて、その木材にネジを打ち込まなければなりません。
大切なギターを壁に掛けるのですから、絶対にこの作業を正確にやりたいですよね。
そのため、『下地センサー』を購入しました。
光と音で、正確な木材の位置を教えてくれます。
少し高いのですが、今後、耐震補強のために家具を固定する時などにも使えますから、思いっ切って買ってしまいました。
では、作業に入ります。
まずは、どれ位の間隔でハンガーを設置するのか計算しました。
壁に掛ける予定のギターの幅は、どれも広いところで35cm程度。ですので、ハンガーの中心から隣のハンガーの中心までの間隔を『40cm』に設定しました。
壁には横に180cmほどのスペースがありますので、ギターを4本掛けることが十分に出来る計算になります。
次に、石膏ボードの奥にある木材を探します。4個のハンガーを横一列に設置するので、横方向に走っている『木桟』です。
『下地センサー』を壁に付け、スイッチを入れながら移動させます。木桟がある場所は、音と光の矢印が出続けます。
反応した部分に鉛筆で印を付けていきます。
木桟を探し当てた結果、問題が発生しました。
それは、木桟の幅が7cm程しかなかったことです。(下地センサーによる計測ですので、実際の正確な幅は不明)
『キクタニミュージック』製のギターハンガーの台座は、長方形をしています。その四隅を4本の木ネジで留めていく仕組みです。
7cmという幅は、ギターハンガーの台座の短い方の長さとほぼ同じです。ということは、仮にこの木桟にギターハンガーの台座を取り付けたとしても、4本のネジを木桟の端ギリギリに打ち込まなければならなくなってしまいます。
この、ギリギリの位置へのネジの打ち込みを、木桟そのものが見えない状態で行うのは、私には自信がありません。
そこで、木桟に打ち込むネジは、ハンガーの上部の2本だけにしました。上部の2本に限定してしまえば、木桟のほぼ真ん中にネジを打ち込むことが可能です。
ただ、本来4本のネジで固定するハンガーを、ネジ2本だけで固定するのは、少し心配です。そこで、こんなアイテムを購入しました。
石膏ボード用アンカー『かべロック』です。
石膏ボードに予めアンカーを打ち込むことによって、石膏ボードにも木ネジをしっかりと留めることが出来るようになるアイテムです。
これを使うことで、ハンガーを取り付けるネジの『上部2本は木桟』に『下部2本は石膏ボード』に、それぞれ打ち込む作戦です。
これなら、相当にしっかりハンガーを取り付けることが可能だろうと考えました。
作業に戻ります。次に、ハンガー上部のネジ1本だけを仮留めします。下地センサーを使って、木桟のだいたいの中心を探し、電動ドライバーで打ち込みましたが・・・あれ?ネジが留まらない・・・
しっかり木桟の位置を確認したのに、ネジが留まりません。
実は、ギターハンガーに付属している木ネジの長さは約30mmほど。石膏ボードの厚さが15mmありますので、ハンガーの厚みを入れると30mmのネジでは木桟に少ししか届かず、まるでネジが効かないんです。
仕方なく、長さ45mm(太さ4.1mm)の木ネジを別途購入しました。これで、問題なく石膏ボード奥の木桟にガッチリ打ち込めます。
で、改めてハンガーの上部のネジ1本を仮留めし、下部2本のネジが留まる部分に印を付け、そこに『かべロック』を捻じ込みます。普通のプラスドライバーで捻じ込むことが出来ました。
あとは、台座の四隅のネジを留めてハンガーを壁に固定するだけですが。木桟にネジが到達すると、相当に硬くなりますので、私の家庭用の電動ドライバーでは歯が立たず、結局、手動で頑張りました。(後日筋肉痛)
『キクタニミュージック』製のギターハンガーが壁に付いたところ
『HERCULES』製のロック機構付ギターハンガーが壁に付いたところ
こちらのハンガーは、上部に2つ下部に1つの3点留です。上部の2本を木桟に打ち込み、下部の1本を『かべロック』を使って石膏ボードに打ち込みました。
で、ギターを掛けてみました。
今のところは、使用頻度が低く、さらに、万が一落下してもショックが少ないものを掛けることにしました。もちろん、どのギターも落ちて欲しくありませんが・・・
以上で、私の『ギター壁掛け作戦』は終了です。
また、細かく長々と説明してしまいましたが。施工は、別途にネジなどを購入したりと、思っていたよりも問題が多く、スムーズに出来たとは言い難かったので。
『ギターを壁に掛ける』ことをお考えの方には、この記事を参考にしていただいて、スムーズな作業が出来るようにして頂けたら幸いです。
(※ギターハンガーの取り付けは、自己責任でお願いいたします)
『ギター壁掛け作戦』終了後の教室は、ギター4本分のスペースが空き、ホンの少しですがスッキリしました。
これも、妻の提案のお蔭です。
こうなると、もう2~3本はギターが増えても大丈夫かも・・・
いやいや、それっじぁせっかくの妻の提案が台無し、逆効果になっちゃいます。我慢我慢・・・
☆記事に登場した機材をAmazonで見る!
安くてシンプルで丈夫です。
キクタニ ギターハンガー 取り付けスクリュー付き GH-525 ブラック
少し値段は高いですが、安心感はあります。ギターを掛けた時の壁からの距離に注意。
HERCULES ギターハンガー GSP39WB
反応が良く、非常に便利。家具の耐震補強や額・時計などを壁に掛ける時にも使えますね。
シンワ測定 下地センサー HG 78577
石膏ボードでもネジが効きます!
WAKAI カベロックDXホワイト サラビス付 F-292
☆厳選!ギターを始めたばかりの方にお勧めの記事3つ!
厳選1 メロディ演奏にもコード伴奏にも密接な関連があるCメジャースケール。ギターを初めて触った時から上級者になるまでの練習の必須項目!
【Cメジャースケールを練習しよう!~ギターにおけるCメジャースケールの重要性~】
厳選2 ギターで最初に練習するべき曲は教則本には載っていない場合が多いんです!最初にどんな曲を弾くべきか?またその判別方法は?
【ギターで最初に挑戦する曲は?~キィの判別と教則本の落とし穴~】
厳選3 sinyaが猛烈プッシュするギターの新しい練習方法!いずれは、この練習がギターリストにとっての当たり前になると本気で思っています。ギターの全てが詰まった画期的な練習です!
【ギターリストの新しい練習方法~二胡譜の活用~】
【初心者・独学ギターリストの強い味方】とにかくギターを弾きたいという方へおすすめの教材です!