2012年03月13日
ギターのチューニング~初心者にお勧めのチューニング方法~
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私がギターを始めた頃(約30年前)、ギターのチューニングはもっぱら『ピッチパイプ』で行っていました。
『ピッチパイプ』とは、ギターの6本の弦の開放音(何も押さえない状態で出した音)と同じ6コの音が出るハーモニカと考えて頂ければ分かりやすいと思います。

最近多く販売されているアコースティックギターの初心者セットには、まだ『ピッチパイプ』が付属するものがありますね。
使い方は、パイプを1音ずつ吹いていき、それに対応した弦の音程を変えて、パイプの音と弦の音が一致すればチューニング終了。それを全ての弦で行います。
手順としては単純で分かりやすいのですが、実は『ピッチパイプ』から出る音とギターの弦の音が同じかどうかが慣れるまで分かり辛く、私もチューニングに手こずっていたのを覚えています。
その後、バンドを組むようになり『チューニングメーター』を使い始めました。その頃の『チューニングメーター』は、まだまだ種類も少なく貴重品という認識で、学生ではなかなか買えない物だった記憶があります。

高校生の時に手に入れたBOSS(ボス)というメーカーの『チューニングメーター』は、多分1万円ほどしたと思います。ギターだけではなく、全ての音程に対応しあらゆる楽器に使用できるものでした。その高級品が壊れた後、同じボスの『チューニングメーター』ですが、ギター・ベース専用のメーターで、もっと安いものを使っています。
『チューニングメーター』は、光や針によって目視でチューニングが確認出来ることから、スタジオ練習や暗いライブ会場では欠かせませんね。
さて一方で、高校時代、私はフォークソング部に所属していたのですが。殆どの部員が帰宅部あるいはバンドをやりたくて入っていた(我が母校には軽音部がありませんでした)部活にもかかわらず、私(副部長)と親友(部長)だけは、教室で二人向き合い、長渕剛やさだまさしの曲を何時間も弾きまくっていました。
その時代のその時間が無ければ、今の自分は無かったと思っていますが、その時にチューニングをする為に使っていたのが『音叉』です。
それ以来、自宅でギターのチューニングをする場合、『音叉』以外は使用しません。

『音叉』とは、簡単に言うと『ラ』の音が出る金属です。
『ピッチパイプ』がギターの6弦に対応した6コの音すべてが出るのに対して、『音叉』は1音しか出ません。ギターは5弦の開放音が『ラ』になりますので、『音叉』では5弦しか音を合わせることが出来ないことになります。当然、その他の弦は、『音叉』と合わせた5弦を元に、自分で合わせることになります。
『ピッチパイプ』『チューニングメーター』に比べて手間が掛かりそうな『音叉』ですが、なぜ私は『音叉』を使うのか?
それは、自分にとって『一番速くチューニングが出来る道具』だからです。
更に言うと、『チューニングメーター』で音を合わせたギターは、そのままでは気持ちが悪くて使えないからです。
楽器店で試奏をする時、スタッフの方が『チューニングメーター』で音を合わせてくれますが、試奏前に必ず自分でチューニングのやり直しをします。特に1・2・3弦は『チューニングメーター』では気持ちの良い響きにはなりません。
これには理由がありますが、また別の記事で説明したいと思います。ただ、私が特別に耳が悪かったり、逆に良かったりということは無いと思います。好みの問題や、よく使うKeyにもよると思いますので。
と言う訳で、結局『チューニングメーター』を使っても、やり直さなければならないので時間が掛かってしまうんですね。
では、ギターを始めたばかりの方は、どうやってチューニングするのがベストなんでしょう?
これはイロイロな考え方があると思いますが、私は『初心者の方が一番速くチューニングできる方法』で合わせるのがベストだと思います。
そうなると、文句無しで『チューニングメーター』ということになるでしょう。
『チューニングメーター』は、今では手ごろな値段でイロイロな種類が売っていますので、お勧めです。

特に最近、プロのミュージシャンも当たり前のようにギターのヘッドに付けているクリップ付きのものは、速さ手軽さで言えばベストかと思います。
『チューニングメーターでは気持ち良い響きにならない』と言っておいて『チューニングメーター』を薦めるのは矛盾していますが。『誰でも素速く無難な正確さでチューニング出来る』という条件で考えると、『チューニングメーター』は最もその条件に当てはまる道具だと言えます。
さて、では何故そこまでチューニングに『速さ』を求めるかと言えば、練習の時間を少しでも多くしたいからです。
チューニングは事務的な作業になるので、面白味がありません。出来るだけ速く正確に終わらせてしまい、限られた時間で出来るだけ多く練習に費やしたいのです。時間ばかり掛かってしまうのに、そのチューニングが合っているかどうか自信が無い状態では、練習にも身が入りませんからね。
そうやって、少しでも練習時間を多くして、たくさんのコードや曲を弾いている内に、自分に気持ちの良いチューニング、曲によって気持ちの良い響きのチューニングが出来るようになっていくのだと思います。
そこまで行けば、今度は『チューニングメーター』だけでは物足りなくなってくると思います。自分にあったチューニング方法で、より速く合わせられるようになるんですね。
ただ、どのチューニング方法でもある程度のコツがあります。それは、本やネットなどで画像を見るだけではなかなか習得できないものです。やはり、実際に経験のある人に教えてもらうのが一番の近道でしょう。
チューニングは奥が深いので、まだまだたくさん書きたいこともありますが、またブログか教室で伝えていきたいと思います。
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私がギターを始めた頃(約30年前)、ギターのチューニングはもっぱら『ピッチパイプ』で行っていました。
『ピッチパイプ』とは、ギターの6本の弦の開放音(何も押さえない状態で出した音)と同じ6コの音が出るハーモニカと考えて頂ければ分かりやすいと思います。

最近多く販売されているアコースティックギターの初心者セットには、まだ『ピッチパイプ』が付属するものがありますね。
使い方は、パイプを1音ずつ吹いていき、それに対応した弦の音程を変えて、パイプの音と弦の音が一致すればチューニング終了。それを全ての弦で行います。
手順としては単純で分かりやすいのですが、実は『ピッチパイプ』から出る音とギターの弦の音が同じかどうかが慣れるまで分かり辛く、私もチューニングに手こずっていたのを覚えています。
その後、バンドを組むようになり『チューニングメーター』を使い始めました。その頃の『チューニングメーター』は、まだまだ種類も少なく貴重品という認識で、学生ではなかなか買えない物だった記憶があります。

高校生の時に手に入れたBOSS(ボス)というメーカーの『チューニングメーター』は、多分1万円ほどしたと思います。ギターだけではなく、全ての音程に対応しあらゆる楽器に使用できるものでした。その高級品が壊れた後、同じボスの『チューニングメーター』ですが、ギター・ベース専用のメーターで、もっと安いものを使っています。
『チューニングメーター』は、光や針によって目視でチューニングが確認出来ることから、スタジオ練習や暗いライブ会場では欠かせませんね。
さて一方で、高校時代、私はフォークソング部に所属していたのですが。殆どの部員が帰宅部あるいはバンドをやりたくて入っていた(我が母校には軽音部がありませんでした)部活にもかかわらず、私(副部長)と親友(部長)だけは、教室で二人向き合い、長渕剛やさだまさしの曲を何時間も弾きまくっていました。
その時代のその時間が無ければ、今の自分は無かったと思っていますが、その時にチューニングをする為に使っていたのが『音叉』です。
それ以来、自宅でギターのチューニングをする場合、『音叉』以外は使用しません。

『音叉』とは、簡単に言うと『ラ』の音が出る金属です。
『ピッチパイプ』がギターの6弦に対応した6コの音すべてが出るのに対して、『音叉』は1音しか出ません。ギターは5弦の開放音が『ラ』になりますので、『音叉』では5弦しか音を合わせることが出来ないことになります。当然、その他の弦は、『音叉』と合わせた5弦を元に、自分で合わせることになります。
『ピッチパイプ』『チューニングメーター』に比べて手間が掛かりそうな『音叉』ですが、なぜ私は『音叉』を使うのか?
それは、自分にとって『一番速くチューニングが出来る道具』だからです。
更に言うと、『チューニングメーター』で音を合わせたギターは、そのままでは気持ちが悪くて使えないからです。
楽器店で試奏をする時、スタッフの方が『チューニングメーター』で音を合わせてくれますが、試奏前に必ず自分でチューニングのやり直しをします。特に1・2・3弦は『チューニングメーター』では気持ちの良い響きにはなりません。
これには理由がありますが、また別の記事で説明したいと思います。ただ、私が特別に耳が悪かったり、逆に良かったりということは無いと思います。好みの問題や、よく使うKeyにもよると思いますので。
と言う訳で、結局『チューニングメーター』を使っても、やり直さなければならないので時間が掛かってしまうんですね。
では、ギターを始めたばかりの方は、どうやってチューニングするのがベストなんでしょう?
これはイロイロな考え方があると思いますが、私は『初心者の方が一番速くチューニングできる方法』で合わせるのがベストだと思います。
そうなると、文句無しで『チューニングメーター』ということになるでしょう。
『チューニングメーター』は、今では手ごろな値段でイロイロな種類が売っていますので、お勧めです。

特に最近、プロのミュージシャンも当たり前のようにギターのヘッドに付けているクリップ付きのものは、速さ手軽さで言えばベストかと思います。
『チューニングメーターでは気持ち良い響きにならない』と言っておいて『チューニングメーター』を薦めるのは矛盾していますが。『誰でも素速く無難な正確さでチューニング出来る』という条件で考えると、『チューニングメーター』は最もその条件に当てはまる道具だと言えます。
さて、では何故そこまでチューニングに『速さ』を求めるかと言えば、練習の時間を少しでも多くしたいからです。
チューニングは事務的な作業になるので、面白味がありません。出来るだけ速く正確に終わらせてしまい、限られた時間で出来るだけ多く練習に費やしたいのです。時間ばかり掛かってしまうのに、そのチューニングが合っているかどうか自信が無い状態では、練習にも身が入りませんからね。
そうやって、少しでも練習時間を多くして、たくさんのコードや曲を弾いている内に、自分に気持ちの良いチューニング、曲によって気持ちの良い響きのチューニングが出来るようになっていくのだと思います。
そこまで行けば、今度は『チューニングメーター』だけでは物足りなくなってくると思います。自分にあったチューニング方法で、より速く合わせられるようになるんですね。
ただ、どのチューニング方法でもある程度のコツがあります。それは、本やネットなどで画像を見るだけではなかなか習得できないものです。やはり、実際に経験のある人に教えてもらうのが一番の近道でしょう。
チューニングは奥が深いので、まだまだたくさん書きたいこともありますが、またブログか教室で伝えていきたいと思います。
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Posted by sinya at 19:49
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