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2013年01月15日

トミー・エマニュエルの機材




【sinyaが開発!弾く脳トレ!よなおしギター】


前回の記事でお話しした、コンデンサータイプのピックアップのハウリング対策として付けようと思っているサウンドホールカバー。
そのサウンドホールカバーがトレードマークとなっている感のあるアーティストといえば(私感ですが)あのトミー・エマニュエル氏ですね。

ただ、トミー氏がどんなピックアップシステムを使っているのか、あまり詳しく調べたことが無かったんです。なぜなら、ギター本体をはじめ、ピックアップシステムやアンプなど、トミー氏が使っている物と同じ機材を仮にそろえたからといって、彼のような音は絶対に出せないと思ったからです。

何回かブログにも書きましたが、ギターの音に最も影響を与えるのは『演奏者のテクニックと個性』ですので。
兎にも角にも、トミー氏のテクニックを学ぶことばかり考えていた訳です。

とはいえ、いざ自分でピックアップシステムを考えた時、やはり、影響を受けたアーティストのそれは、とても気になるんですよね。
で、トミー氏が、ライブでは常にサウンドホールカバーを装着したギターを弾いているのを思い出した訳です。
サウンドホールカバーを付けなければならないということは、恐らく、コンデンサータイプのピックアップを使っているのではないか?と思ったんです。

まぁ、トミー氏は、アコースティックギターリストとしてはあまりにも有名なので、調べれば使用機材は簡単に分かる訳です。
今回は、そんな数ある情報の中でも最新情報が載っているであろう今月発売された雑誌からピックアップしたいと思います。
『Acoustic Guitar Book 36』に、ちょうどトミー氏の特集がありましたので。

それによりますと、トミー氏の使用ギターはオーストラリア(トミー氏はオーストラリアの人です)のメーカー『メイトン』社のEBG-808TE(トミー・エマニュエル)です。とてもコンパクトなギターで、彼のシグネチャーモデルですね。
トミー氏がメイトン社のギターを使っていることはとても有名です。
で、このモデルには、2種類のピックアップが始めから搭載されています。それが、ピエゾタイプとコンデンサータイプなんです。
やはり、コンデンサータイプのピックアップが入っていたんですね。

私が考えていた組み合わせと同じだったので、ちょっと嬉しいです。

雑誌には、ピックアップシステムの他、ギターのセッティングや他の使用機材も載っていましたのでまとめてみます。

ギターのセッティングは、とにかく『弾きやすい』が心情のようです。
他の雑誌での記事でしたが、トミー氏が「ギターは難しい楽器なのでとにかく弾きやすいものが好き」と言っていたのを覚えています。その為、使用ギターの弦高は、弾いた時にフレットにあたる直前まで下げてあるようで。さらに、ネックもわざと逆反りにしているらしいんです。
そこまでして『弾きやすさ』を追求しているんですね。
残念ながら、使用弦についての情報はありませんでしたが、ここまで弾きやすさにこだわっているので、あまり太い弦は使っていないように思います。

次にエフェクターです。
トミー氏のエフェクターに関しての心情は「シンプルに!」ということらしいです。
まぁ、あそこまでテクニックがあるのですから、過度なエフェクトなんて必要ないですよね。で、使用しているエフェクターは『アレシス Midiverb』というリバーブのみです。
ただ、ライブ時は、全くエフェクトをかけてない音とリバーブをかけた音、それと、下で紹介するアンプから出力される音の3つの信号をPAに送って、最終的にその3つの音をミックスして出力しているようです。で、曲調によって、リバーブのかかった音を強調したりと、調整しているようなんです。

使用アンプ。
『AER BINGO』です。これは、このアンプの広告にトミー氏が載っていますので、知っている方も多いかもしれません。私も、楽器店でこのアンプを試奏したことがありますが、パワーも音のキレイさも申し分ありませんでした。安いギターでもイイ音に聞こえてしまい、弾くのが辞められなくなる感じですね。
このアンプ、とてもコンパクトで30cm四方位しかありません。で、この大きさで本当にライブステージで使っているのかな?と疑問でしたが、トミー氏のライブを見に行った時、本当にステージに置いてあってしっかり使っていました。もちろん、ラインで音を拾っているのですが、それにしても凄いパワーのアンプです。

まぁ、トミー氏の使用機材については、ザッとこんな感じです。
ファンは、彼がどんな機材を使っているか、とても興味があります。私のHPにも、トミー氏の機材を調べていてたどり着く方が月に何人もいらっしゃいます。
もちろん、自分のヒーローの真似をすることは、気持ちの上では、とても大切なことです。モチベーションも保たれますし、何より、少しでも憧れのヒーローに近づきたという気持ちは、トミー氏自身も持ち続けていたことだと思いますので。

この雑誌に『トミーの練習』という小さな記事が載っていました。
トミー氏は、年間300公演ほどのステージをこなしているそうです。そんな中でも、作曲やレコーディングをしている訳ですから、ギターの練習をする時間はなかなか作れないそうです。なので、トミー氏は、移動中の車・ホテル・空港のロビー・打ち上げ会場にまでギターを持ち込んで、常に弾いているそうです。

正に『ギターを弾く合間にギターを弾いている』状態ですね。

彼に憧れて、ギターやピックアップや弦や機材を真似するのももちろん良いと思います。
でも、彼にとって弾きやすいギターが、自分にとって弾きやすいとは限りません(トミー氏は、かなり大柄で手もデカイです)。彼にとって良い音が、自分にとって良い音とは限りません。彼に出せる音が、自分に出せるとは限りません。
もし、本当に彼の演奏を真似したいのならば、『トミーの練習』という項目を真似することが、彼に近づく唯一の方法かもしれません。


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Posted by sinya at 22:29 │機材
この記事へのコメント
少し情報が古いと思います。間違っていませんが。この記事は半年近く前に書かれたようですが、それを踏まえても。その雑誌はひどいですね。

まずピックアップについてですがメイトン社ですのでAPシリーズのどれかに決まっています。参照された雑誌はおそらくAPMicのことを話しているかと思いますが、今はトミーはAP5Proを使っています。今年6月から一般向けにも交換、販売が始まりました。

弦高は昔程低くありません。現在はリタイアしたボロボロの808はご存じですか?2010年ごろにナットとサドルの交換をした際に、リペアマンが弦高を少しだけ高めにしたらしいですよ。いい音がするので一ヶ月かけて慣れたと言ってました。
ネックも逆反りはしてないはずです。いつもdead straight と言っているので逆反る寸前の真っ直ぐでしょう。トラスロッドでの微調整はよくやるみたいです。

使用弦はメインの808にはD'Addario EJ16 Phosphor Bronze Light を。
ドロップDの808にはMidiumゲージを使っています。ドロップDの808にはMidiumがしっくりくると言ってました。
たまにMartin SP Phosphor Bronze も使うそうですよ。本人曰く、ギターは同じ弦をいつも張ってるとそれに慣れて良い音が出ないことがあるそうです。そんな時に違う弦を張るんでしょう。

Midiverb2は3年位前からもう使ってないはずです。大音量で出力すると今の機器に比べてノイズが多く入るみたいですよ。エフェクトは彼専属のサウンドマンに任せています。
最終のミックスは私は知りませんが、ステージからはAER Compact60かBingoから1シグナル、それに加えてAER Coloriserのプリアンプからもう1シグナル、計2シグナルをPA卓に送っています。そこからがサウンドマンの腕の見せどころですね。どんなのか知りたいです。

私が書いた内容は実際に本人から聞いたことや本人が語っているビデオからのものです。YouTubeに沢山情報が溢れてますよ。もちろん本人が語っているものです。日本の雑誌を参考にするより、オーストラリアのメイトン社のホームページ、トミーTV, トミーファンのフォーラムを参照したほうが確実で最新の情報が手に入るはずです。

彼の使用機材などを真似ることについて書かれてますが、あなたの意見に私は反対です。彼の音に憧れるのであればどんどん試してみるべきですよ。まずはもちろんギターから。基本の音色は同じですからね。808の音色に憧れてD28を買うおばかさんはいないでしょう。

あと関係ないんですけどとても気になるのですが、、、あなたの名前はしんやさんですか?だったらブログ名のSinyaはShinyaに直したほうがよいかと、、、スィンヤさんじゃないでしょう。
Posted by 808808 at 2013年06月29日 22:44