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2013年01月17日

ブルースのアドリブ練習に最適~Guitar Jam Tracks~




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当教室では、アコースティックギターの生徒さんにもエレキギターの生徒さんにも、理論と実技がある程度身に付いてきた方で興味のある方には、ブルースを教えています。

ロックやジャズの生みの親であり、さまざまな音楽・ジャンルに多大な影響を与えたブルースは、やはりギターを習得していく上で絶対に避けては通れない、いやいや、避けてはいけない文化です。

ですから、興味のある方に教えているといっても、半ば強引に皆さんに興味を持ってもらい練習してもらっています。
強引とはいえ、皆さんブルースをやるとその面白さにドンドン惹かれていくようで。アドリブなんかをやると「楽しい!」と、皆さん口をそろえておっしゃいます。

ブルースは、実は音楽理論的には間違った音楽なんです。まぁそもそも、音楽理論はヨーロッパが発祥ですから、アフリカ系の人たちの言語であり魂であるブルースと音楽理論が意気投合するはずがありませんね。
ただ、アメリカに奴隷として連れてこられたアフリカ系の人たちの中だけで夜な夜な歌われていた音楽が、段々と外に出るようになり、ヨーロッパ発祥の音楽理論と時に喧嘩し時に融合することでブルースが音楽の大きな1つのジャンルとして確立していったのは確かです。

ヨーロッパで育まれた音楽理論とアフリカで培った言語とリズムがアメリカという新しい地で出会うことが無ければ、ブルースという文化が生まれてこなかったことも事実だと思います。

実は、このブルースの歴史を紐解いていくと、それが直接、ギターでの演奏方法に繋がっているのが分かるんです。ギターでブルースを演奏することは、ブルースの歴史を音で表現しているということなんですね。
この辺りの、ブルースの歴史や特別な演奏方法については、また詳しく記事にします。

教室でのお話に戻ります。

生徒さんは、皆さんブルースに興味を持ってくれるのですが、自宅での練習方法がなかなか難しいんですね。
やはりブルースは、伴奏とアドリブとに分かれて演奏するのが楽しい訳ですから。自宅で1人で練習する場合、なかなか臨場感のある楽しい練習ができないんです。
今は、携帯で録音が簡単に出来ますから、「自分で伴奏を録音して、それに合わせてソロの練習をすると良いですよ」とアドバイスしているのですが、それもちょっと面倒なようなんです。

自分の演奏を録音しての練習は、本当はもの凄くレベルアップに繋がるんですけどね・・・

そこで今日は、ブルースの練習にとても手軽で便利なアプリをご紹介します。

『Guitar Jam Tracks Acoustic Blues』です。

ブルースのアドリブ練習に最適~Guitar Jam Tracks~


『Guitar Jam Tracks:Acoustic Blues』販売元 ninebuzz Software LLC


このアプリの特徴は、何といっても簡単!シンプル!

ブルースのアドリブ練習に最適~Guitar Jam Tracks~

まずアプリを開くと、キイ(A~G+メジャーかマイナーか)を決める画面が表示されます。

例えば、Key(キイ)を『A』にして、Major(メジャー)を選んでPlayボタンを押せば、直ぐにAブルースの演奏が流れる訳です。

演奏は、ドラムとアコギの音のみですが、アドリブの練習としては十分です。

ボリュームの調節は出来ますが、スピードは変えられません。この辺りが潔くて良いですね。
スピードはたぶん、73~75位で、いかにもスローなブルースっぽい感じです。

キイは当分はメジャーだけでも良いと思います。一般的なブルースは、ほとんどがメジャーだと思いますので。
ただ、マイナーの演奏も『ホテルカリフォルニア』のような哀愁があって、とても面白いです。

メジャーに飽きてしまった人は、マイナースケールをそのままぶつけて弾きまくってみて下さい。

ブルースのアドリブ練習に最適~Guitar Jam Tracks~

下のト音記号マーク(Chords)を押すと、12小節のブルース進行の簡単な譜面が出てきます。

伴奏の練習をする時に参考にしてみてください。

これを見ると、もっともシンプルなブルースパターンの1つですね。

一番アドリブが取りやすい進行だと思います。

ただ、2小節目がⅣ7になっていますので。
アドリブの練習の場合は、さらにシンプルに、ここをⅠ7と考えても良いですね。

ブルースのアドリブ練習に最適~Guitar Jam Tracks~

さらに下の指板マーク(Scales)を押すと、そのブルースに合うペンタトニックスケールが表示されます。

しかも5パターンもです。

これ、最初に見たときにはスゴク便利だな~と思いましたが、よく見ると、キイがメジャーの時にはメジャーペンタトニックしか表示されません。

ブルースは、メジャーのキイの時にマイナーペンタトニックをぶつけていく場合も非常に多いので、メジャーペンタトニックとマイナーペンタトニックを2パターンずつ表示してくれた方が実用的だと思いました。

この辺りのスケールの使い方は、またオイオイ解説していきます。
ブルースの歴史とリンクする形で覚えた方が良いと思いますので。

いかがでしたでしょうか。
これなら、自宅で1人で練習する場合も、サッとブルースのジャムセッションが出来ちゃいますね。
本当に、iphone appには、痒いところに手が届く便利なアイテムがたくさんありますね。
これを、練習に活用しない手はありません。



ブルースのアドリブ練習に最適~Guitar Jam Tracks~


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