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2013年10月09日

日本製のギターとアメリカ製のギター




【sinyaが開発!弾く脳トレ!よなおしギター】


最近、立て続けにご質問があったので、また私なりの考えをお伝えしたいと思います。

主に、アコースティックギターに関してですが、日本製のギターとアメリカ製のギターと、どちらが良いのでしょう?

クラシックギターの基となる『リュート』などの弦楽器は、中世以降、ヨーロッパで盛んに作られ演奏されていたようですが。19世紀前半になり、ヨーロッパからアメリカに移住した人々によって、アメリカの地でアコースティックギターが開発・製造されるようになりました。

ヨーロッパからアメリカに移住して来た人たちの中でも、最もアコースティックギターの発展に貢献した人物が、マーチン社の創業者『クリスチャン・フレデリック(C.F)・マーチン』と言えるでしょう。

マーチン氏がドイツからアメリカに移り住み、ギターの生産・販売を始めたのが1833年。今でもマーチン製のギターのロゴの下には、1833の文字が入っていますね。

1833年・・・

歴史は詳しくありませんが、日本では江戸時代後期ですか?まだペリーさんがお見えになる前ですよね。
何とまぁ歴史のあるメーカーなのでしょうか・・・。マーチン社恐るべきです。

いわゆる金属弦を使ったアコースティックギターは、マーチン氏のようにヨーロッパから移住して来た人々を中心に開発・制作されていき、以後、アメリカの風土や文化や、さまざまな音楽ジャンルに適合する形で発展していく訳ですね。

相当に大雑把ではありますが、アコースティックギターの発展の経緯はこんな感じでしょうか。
とにかく、その歴史の深さには驚かされてしまいます。

一方、日本を代表する楽器メーカーのヤマハは、創業が1887年と、こちらもかなり歴史がありますが。モーリスは創業1967年、ヤイリギターは設立1935年ということで。さらに、アストリアスは創業50周年、ヘッドウェイは創業35周年を迎えたばかりですね。

つまり、アコースティックギター制作に関しては、日本は圧倒的に歴史が浅いと言えるんです。

ただ、そこは勤勉で器用な日本人のことです。上記の国内メーカー以外の小さな工房が作るギターも含めて、その完成度はかなり高いと思います。
特に、各メーカー、制作のすべてを国内で行った純国産ギターに関しては、それは丁寧に綺麗に作られていると言って良いでしょう。

私自身、アメリカ製のギターを持っていないので、断言できる訳ではありませんが。アメリカ製のギターは、悪い言い方をすれば『雑』に作られている場合も多々あるようです。これも、日本人から見た場合かもしれませんが。

ということは、やはり『音』も、丁寧な作りの国内メーカーのギターの方が良いのか?と聞かれれば、おそらく答えはNOです。

同等価格のギターなら、アメリカ製よりも日本製のギターの方が圧倒的に作りは丁寧だと思います。
ただ、『丁寧』あるいは『綺麗』という要素は、『良い音』を作り出す要素の一部でしかないのかもしれません。

というのも、アコースティックギターに詳しい方、音の違いを聞き分けられる方の意見を総合すると、やはり『音』に関してはアメリカ製のギターに軍配が挙がるというのです。

なぜか?と聞かれても、正直、私には分かりません。それが『歴史』であって、200年近くギターを作り続けていく内に、『これがギターの良い音である』という価値観すらも作ってしまったとうことかもしれません。

日本人は『ものづくり』に関して、世界的にもトップクラスの技術を持っていますが。『音づくり』に関しては、アメリカ人には敵わないということでしょうか。

当然これには、われわれ日本人の音楽的な西洋化も関係していると思います。
日本固有の楽器で日本固有の音楽を演奏する分には、絶対に国内で生産された楽器を使った方が『音』に関しても良いであろうことは、容易に想像できます。
それが『歴史』であって、それと同じことが、アコースティックギターにも言えるのでしょうね。

ただし、です。『音』は、アコースティックギターの最も大切な要素ではありますが、それだけでは成り立たないのも事実です。

楽器は、演奏することが目的の道具です。
例えば、どんなに『良い音』が出ても、楽器自体の状態が悪くて、とても演奏するどころではないとすると、やはり楽器としての価値は無くなってしまうと言えます。
例えば、確かに『良い音』がするとしても、その音を持続するために相当の手間やお金がかかるようなら、それも楽器として現実的ではありませんね。

『音よりもまずは演奏技術』と思っている私からすると、どんなにたくさん弾いても、時には、思い切った迫力のある演奏をしたり、雑に扱ってしまったり、そして、常に手の届くすぐ傍に置いておいても、『安心できて』『安定した良い音を出す』ギターの方が価値があるんです。

当教室の生徒さんで、ギターを購入してすぐにネックが反り始め、楽器店に直しを依頼した方がお二人いらっしゃいます。
実は、そのお二人はいずれもアメリカの有名メーカーのギターの所有者です。
その他の生徒さんは、皆さん、国内メーカーのギターなんですが、レッスンに通ってきてくださっている期間内では、全く異常がありません。

この辺りの、楽器に対する考え方も、日本とアメリカでは違うんですね。
アメリカでは、『調整しながらギターを育てる』という考えのようで、異常が見つかれば直せば良いということでしょう。
日本では、『なるべくノーメンテナンスで演奏できるように』という考えがあるような気がします。

もちろん、どちらが良いかは一概には言えません。アメリカ製のギターは、やはりとても良い音がしますので。マメに調整をしてもらうなど、管理さえシッカリして頂ければ問題ない訳ですから。

でもなぜ、アメリカ製のギターは、購入してすぐにネックが反るなど調整が必要な状態になってしまうのでしょうか?
それには、『環境』が相当に影響していると思います。

やはり、アメリカと日本では、『環境の違い』が無視出来ないほど大きいと思います。

ちょうど1か月ほど前になりますが。夏から夏の終わりにかけては湿度が50%~60%の間で推進していたのですが、ある日を境に突然、40%以下から湿度が上がらなくなってしまいました。
教室内は、エアコンと加湿器である程度は湿度をコントロールしていますが、湿度が急に下がった日からは、加湿器が猛烈に稼働し続け、5リットル入るタンクが1日で空っぽになる事態が何日も続きました。
ちなみに、今現在は比較的適当な湿度に安定していますが。

もし私がアメリカ製のギターを所有していたら、そんな急な湿度変化には、不安でメンタルが対応できなかったと思います。

幸い、私のアコースティックギターは、いつも通り演奏しスタンドに立て掛けていましたが、急激な湿度の変化にも動じることなく、全く異常はありませんでした。

例えば、、アメリカ生まれの方を突然日本に連れてきて『今日からここに住みなさい』と言われたら、そりゃあ体調が悪くなる場合も出てくるでしょう。もちろん、中には環境に馴染んでしまう方もいるでしょうが。ほとんどの方は、自分の持っているポテンシャルを発揮できるようになるには、相当の時間が掛ると思います。

木はデリケートです。やはり、劇的な環境の変化が時には悪い結果をもたらすこともあります。
さらに、仮に購入したギターにトラブルがあった場合でも、近くに制作したメーカーがあるということは、非常に安心感をもたらせてくれます。

これは、あくまでも私の意見ですが・・・
もし、メンテナンスに自信の無い方は、日本製のアコースティックギターを選ぶことをお勧めします。
また、『安心してガンガンギターを弾きたい!』と思う方も、日本製のギターを選んだ方が良いと思います。

私が所有する日本製のアコースティックギターは、素人レベルでは全く問題ないほど『良い音』を奏でてくれます。
しかもその音は、日本人の感性にピッタリとハマるような、優しく綺麗な音なんです。

少なくても、新しくアコースティックギターを購入する際には、国内メーカーのものも含めて何本も試奏してみて、メーカーにこだわらず、総合的な観点からギターをチョイスすることをお勧めします。


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Posted by sinya at 01:18 │機材