ギター専用楽譜度数譜による『Hey Jude』

sinya

2013年04月21日 23:04

【sinyaが開発!弾く脳トレ!よなおしギター】


当教室のエレキギターの生徒さん達には、まず始めに、簡単な練習曲の伴奏をマスターしてもらっています。ある程度その練習曲に対しての伴奏が出来てきたら、次に、同じ曲を使ってメロディやギターソロを創る勉強をしてもらいます。

理論的にも技術的にも『自分でメロディを創る方法』を知らなければ、一生、ギターに『弾かされている』状態で終わってしまいますからね。

好きな曲をコピーすることは、それほど難しくありません。何故なら『好き』だからです。最後まで諦めずに練習すれば、独学でも必ず好きな曲をマスターすることが出来ます。

ですから、レッスンでは主に『自分で創る』という作業を中心に勉強してもらいたいんです。
『自分で創る』作業は、独学でマスターしようとしても、なかなか難しいと思いますので。どんどん、教室や私を利用して頂ければ嬉しいです。

エレキギターの生徒さんで、『自分で創る』ことに積極的な方がいます。
その方は、まだ初期の段階から、「こんなフレーズを作りました!」と、簡単な短いフレーズではありますが、自宅で考えてきたフレーズをレッスン中に披露してくれます。

素晴らしいですね。

『自分で創る』作業は、ギターライフを続けていけば必ず必要になってくることです。でも、この作業には『慣れ』が必要ですので、どんどんと貪欲に、簡単でも短くても何でも良いので、まずは『自分で創ってみる』ことが大切です。

その経験は、後々、必ず役に立ってきます。

で、その生徒さんが作ってくれたフレーズに、<1度→6度> の音を使ったものがありました。
キイがCメジャーなら、<ド→ラ> という音になります。

その方に聞いてみました。
「何故その音を選んだんですか?」

曰く「この感じが好きなんです。」


以前、メジャースケールの各音に、性格や感情を持たせることで、自分の感情をスケールやコードやフレーズに代弁させる方法をご紹介しました。→記事『ブルース・スケール』

私の感覚では、1度に対しての6度の響きは『優しさ』です。とても淡い優しさです。

で、実は私も、コードでは『C6』、フレーズも『6度』の音が入る感じがとても好きなんです。
なので、独りで適当に練習する時など、無理やり6度の音を多用したりします。

そうやって、ギターを弾くと同時に『優しくありたい』と願い、自分のギターの音に『癒されたい』と思うんです。

<1度→6度>を使ったフレーズを考えてきた生徒さんのように、自分の感覚で「この響きがイイ!」と思った音は、どんどん使っていけば良いですね。
それが、『自分で創る』為のもっとも基本的な方法、と言うより、大前提となります。


今回の記事に度数譜をアップすることは決めていたのですが、何の曲にするか悩みました。
で、教室でも練習曲として使っているThe Beatles『HEY JUDE』に決めたのですが、そのメロディの度数譜を作っていて気が付いたことがあります。

特にサビ、譜面に『歌2』と書いてある部分ですが・・・『6度』が多用されていたんですね。

この曲のサビの中に感じる『優しさ』のような感覚に、この『6度』の音が果たしている役割は少なくないと思います。

度数譜は、イロイロなことを教えてくれますね。



いつものように、キイは各自で決めてください。
歌のメロディなので、完全に譜面の通りに弾くのは難しいかもしれません。まぁ、大体メロディに合っていれば問題無しですね。
度数譜は、そもそも、ギターの指板上の度数配列を覚えるための楽譜ですから。

オリジナルのキイは♭が1つの『F』です。一応、コード譜も載せておきます。





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