2013年06月18日
銘器の音、Martin『000-28』
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一昨日の記事でご紹介した本『銘器の音』の中でも紹介されている『銘器』を、本日、実際に手にとって弾く機会がありました。
生徒さんが、所有していらっしゃるMartin『000-28』を、教室に持ってきて下さったんです。
ギター教室の講師をやっていて『良かったな~』と思う瞬間はたくさんありますが。生徒さんが所有する、あらゆるメーカーのあらゆるギターを、実際に弾くことができる機会を頂けることも、『良かったな~幸せだな~』と思う瞬間です。ギター教室講師冥利に尽きますね。
『銘器の音』の『ブランド篇(マーチン社の前編)』で紹介されているマーチン社のギターは、以下の5本です。
1.D-18
2.D-28
3.0-18
4.000-28
5.000-42
3と5のギターは、ショップのカスタム・ギターですので、仕様がスタンダードのものとは異なります。
特に、5の『000-42』は、サイド&バックの材料に希少な『ハカランダ』を使用していることもあり、価格が200万円以上です。イロイロな意味で別格ですね。
その他のギターは、マーチン社のスタンダードになります。
で、『銘器の音』に付属しているCDでそれぞれのギターの音を聴いてみます。なるべく先入観が無いように、頭を空っぽにして。(これがなかなか難しいのですが・・・)
CD音源には、それぞれのギターの<ストローク><アルペジオ><ストローク+アルペジオ>の3種類の演奏が入っています。(ちなみに演奏者は、『ソロギターのしらべ』の南澤大介氏です)
聴いた結果です。これはあくまで私の主観ですが、この音源を聴いて「どのギターが欲しいですか?」と聞かれたら、3番の『0-18』と答えます。
『0-18』は、ボディサイズが非常に小さいギターです。が、その音は大きく、非常に温か味があるのに高音がしっかり出ていて、音が流れると「ハッ」とするほど気持ちが良く、癒される音が出るんです。これは、ストロークもアルペジオも同じようにです。
音を聴いただけで「このギター欲しい!」って、単純に思えます。
ただし、先にも書いたとおり、この『0-18』はショップ・カスタムになりますので、マーチン社のスタンダードとは言えません。
なので、この中で実際に手に入るもので「欲しい!」と思えるギターを上げるとすると・・・
圧倒的に『000-28』です。そうです、今日、生徒さんが持ってきてくださったギターです。
まず『000-28』の歯切れの良い音は感動的です。この高音の気持ち良さは、薄いボディによる音の速さが関係しているのでしょうか?あるいは、サイド&バックの材料であるローズウッドのお陰でしょうか?低音が出ていない訳ではないのですが、高音が浮き出て聴こえるんです。
まぁ、ギター全体のバランスが良いということなんでしょうね。
ストロークで演奏した時の音を聴くと、歌が歌えない私にとっては、弾き語りよりも「レコーディングに使いたい!」という感じです。音のバランスが非常に良いので、弾き語りでも問題ないでしょうが、やはりこの音は、『ポップス系の楽曲の後ろの方で鳴り続けるアコギ』に、最高にマッチしている音だと思います。
そしてアルペジオですが、文句無いですね。
この高音の音は、メロディが浮き出ることが容易に想像できます。案の定、聴いているだけで「気持ちがイイ!」。
このギターも、ソロギターなどの演奏を始めたら、止まらなくなるギターの1つですね。
このように『000-28』は、その『音』を聴いただけで、とてもバランスの取れた、何でも弾きこなせる、非常に優れたギターであることが分かりました。
では、実際に弾いてみたらどうなんでしょう?『音』が良くても、弾き難かったら残念な訳ですが・・・。
『000-28』は、非常に小振りで、薄いギターです。しかも、スケール(弦の長さ)が短く632.5mm、ネックの太さは(ナット部で)約43mmと、こちらも狭いです。
このスペックを見ますと、体の小さな日本人でも、抱えるのが容易で弾くのも楽であろうことが予想できますが・・・。
実際の『000-28』は、想像以上に小さかったです!
まず感じたのは、その軽さ。マーチン社など、アメリカのギターは『軽い』というの聞いたことがあります。それは、材料を薄くすることによって良い音を出す設計になっているかららしいのですが。
私は、いわゆる『丈夫に出来ている』といわれる日本製のギターばかりを弾いていますので、『000-28』を持った時に感じた『軽さ』は、「ちょっと乱暴したら壊れそう」と、不安な気持ちになるくらいなんです。
そして、抱えた時の抱えやすさ、弾いた時の弾き易さは、感動するレベルですね。
クラプトンがこのサイズのギターをチョイスした理由が、分かるような気がします。フィンガーピッキングが得意な人、あるいは、エレキギターも弾く人にとって、この弾き易さは非常に心強いです。
以前、コリングス『O2H』を試奏した時のことを記事に書きましたが。あのギターも、『弾き易さ』と『音』を兼ね備えた、非常に良いギターでした。
『00-28』も同じように、いつまでも引き続けていたいと思わせてくれる、非常に素晴らしいギターであることは間違いありません。
大切なギターを、わざわざ教室まで持ってきて下さって、私が弾くことを快く了解して下さった生徒さんに、心より感謝いたします。
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一昨日の記事でご紹介した本『銘器の音』の中でも紹介されている『銘器』を、本日、実際に手にとって弾く機会がありました。
生徒さんが、所有していらっしゃるMartin『000-28』を、教室に持ってきて下さったんです。
ギター教室の講師をやっていて『良かったな~』と思う瞬間はたくさんありますが。生徒さんが所有する、あらゆるメーカーのあらゆるギターを、実際に弾くことができる機会を頂けることも、『良かったな~幸せだな~』と思う瞬間です。ギター教室講師冥利に尽きますね。
『銘器の音』の『ブランド篇(マーチン社の前編)』で紹介されているマーチン社のギターは、以下の5本です。
1.D-18
2.D-28
3.0-18
4.000-28
5.000-42
3と5のギターは、ショップのカスタム・ギターですので、仕様がスタンダードのものとは異なります。
特に、5の『000-42』は、サイド&バックの材料に希少な『ハカランダ』を使用していることもあり、価格が200万円以上です。イロイロな意味で別格ですね。
その他のギターは、マーチン社のスタンダードになります。
で、『銘器の音』に付属しているCDでそれぞれのギターの音を聴いてみます。なるべく先入観が無いように、頭を空っぽにして。(これがなかなか難しいのですが・・・)
CD音源には、それぞれのギターの<ストローク><アルペジオ><ストローク+アルペジオ>の3種類の演奏が入っています。(ちなみに演奏者は、『ソロギターのしらべ』の南澤大介氏です)
聴いた結果です。これはあくまで私の主観ですが、この音源を聴いて「どのギターが欲しいですか?」と聞かれたら、3番の『0-18』と答えます。
『0-18』は、ボディサイズが非常に小さいギターです。が、その音は大きく、非常に温か味があるのに高音がしっかり出ていて、音が流れると「ハッ」とするほど気持ちが良く、癒される音が出るんです。これは、ストロークもアルペジオも同じようにです。
音を聴いただけで「このギター欲しい!」って、単純に思えます。
ただし、先にも書いたとおり、この『0-18』はショップ・カスタムになりますので、マーチン社のスタンダードとは言えません。
なので、この中で実際に手に入るもので「欲しい!」と思えるギターを上げるとすると・・・
圧倒的に『000-28』です。そうです、今日、生徒さんが持ってきてくださったギターです。
まず『000-28』の歯切れの良い音は感動的です。この高音の気持ち良さは、薄いボディによる音の速さが関係しているのでしょうか?あるいは、サイド&バックの材料であるローズウッドのお陰でしょうか?低音が出ていない訳ではないのですが、高音が浮き出て聴こえるんです。
まぁ、ギター全体のバランスが良いということなんでしょうね。
ストロークで演奏した時の音を聴くと、歌が歌えない私にとっては、弾き語りよりも「レコーディングに使いたい!」という感じです。音のバランスが非常に良いので、弾き語りでも問題ないでしょうが、やはりこの音は、『ポップス系の楽曲の後ろの方で鳴り続けるアコギ』に、最高にマッチしている音だと思います。
そしてアルペジオですが、文句無いですね。
この高音の音は、メロディが浮き出ることが容易に想像できます。案の定、聴いているだけで「気持ちがイイ!」。
このギターも、ソロギターなどの演奏を始めたら、止まらなくなるギターの1つですね。
このように『000-28』は、その『音』を聴いただけで、とてもバランスの取れた、何でも弾きこなせる、非常に優れたギターであることが分かりました。
では、実際に弾いてみたらどうなんでしょう?『音』が良くても、弾き難かったら残念な訳ですが・・・。
『000-28』は、非常に小振りで、薄いギターです。しかも、スケール(弦の長さ)が短く632.5mm、ネックの太さは(ナット部で)約43mmと、こちらも狭いです。
このスペックを見ますと、体の小さな日本人でも、抱えるのが容易で弾くのも楽であろうことが予想できますが・・・。
実際の『000-28』は、想像以上に小さかったです!
まず感じたのは、その軽さ。マーチン社など、アメリカのギターは『軽い』というの聞いたことがあります。それは、材料を薄くすることによって良い音を出す設計になっているかららしいのですが。
私は、いわゆる『丈夫に出来ている』といわれる日本製のギターばかりを弾いていますので、『000-28』を持った時に感じた『軽さ』は、「ちょっと乱暴したら壊れそう」と、不安な気持ちになるくらいなんです。
そして、抱えた時の抱えやすさ、弾いた時の弾き易さは、感動するレベルですね。
クラプトンがこのサイズのギターをチョイスした理由が、分かるような気がします。フィンガーピッキングが得意な人、あるいは、エレキギターも弾く人にとって、この弾き易さは非常に心強いです。
以前、コリングス『O2H』を試奏した時のことを記事に書きましたが。あのギターも、『弾き易さ』と『音』を兼ね備えた、非常に良いギターでした。
『00-28』も同じように、いつまでも引き続けていたいと思わせてくれる、非常に素晴らしいギターであることは間違いありません。
大切なギターを、わざわざ教室まで持ってきて下さって、私が弾くことを快く了解して下さった生徒さんに、心より感謝いたします。
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Posted by sinya at 23:38
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