2012年07月26日
ギターリストのためのリズム感を養う方法~足のメトロノーム化計画~
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現在、世界で最もアコースティックギターが上手いギターリストと言っても過言ではない『トミー・エマニュエル』。
彼の演奏は、全てにおいて高次元で、ギターが体の一部といった感じです。
そのプレイに憧れて彼の曲をコピーする人たちは後を絶ちませんが、これが難しい。たとえ同じコードを押さえ、同じような指使いを習得したとしても(それ自体が凄く大変)、彼と同じような音が出ないんです。
何が違うのでしょうか?
トミー・エマニュエルは、誰にも真似できないとてつもないグルーブ感を持っているんです。
ただ、もちろん、人間は皆それぞれ持っているリズム感があるはずなので、その特有のリズム感は誰にも真似できません。
では、トミー・エマニュエルと他の人は何が違うのでしょうか?少し考えてみましょう。
まず一つには、『自分の持っているリズム感を演奏に反映できるか?』ということ。
例えば、大好きなアーティストのライブに行った時、自然と体が動きますよね。アーティストと聴衆と自分のリズムが一体になる感覚は『自分にもリズム感があるんだな~』と感じる瞬間でもあります。
あるいは日本人だと、和太鼓の音やお祭りのお囃子の音を聴くと、遺伝子レベルで体の芯が高揚するのが分かります。あの魂が揺さぶられる感覚は『洋楽が好きな自分も、やっぱり日本人のリズム感が染み込んでるんだな~』と思わざるを得ません。
私達は、楽器やダンスをやっていなくても、もともとその人特有のリズム感を備えていると思うんです。
でもそれを、ギターの演奏に反映させるのが、とても難しい!
何故なら、ギターの演奏は、手や指に気を取られ過ぎるんです。難しい曲になると、その傾向はより如実になります。そして、リズムの練習をやろうとする時も、どうしても手や指でリズムを取ろうとしてしまいます。
体全体を動かす場合と比べると、指を動かす筋肉は圧倒的に少ないですよね。ギターを弾く場合、その少ない筋肉は全部ギターを弾く為だけに使われてしまう感じです。リズムを取る余裕は残されていません。
ただ、指は体全体の中でも最も器用に動く場所です。なので、演奏しながらでもリズムを正確に刻むことが出来そうな気はします。でも、それは逆のような気がします。指はその器用さゆえに『リズムに逆らうのも簡単に出来てしまう』と思うんです。
難しいコード・難しい指使いに集中すれば、簡単にリズムを無視できる器用さが指にはあるんです。
じゃあどうしたらよいのでしょう?
私なりに考えてみました。
『リズムを刻むことに集中できる体の不器用な場所でリズムを刻み続ける』
というのはどうでしょう?
ギター演奏には直接関わらず、リズムを刻んだらそれだけしか出来ない不器用さで、筋肉量の多い場所。さらにリズムを刻むのに慣れている場所と言ったら、そう『足』しかありませんね。
もちろん理想は、体全体でリズムをとることです。でも、難しい曲を演奏する場合、体全体や頭を動かして演奏すること自体が難しくなってしまう場合があるんですね。特に座って弾く場合は影響が大きいんです。
一方足は、結構動かしても演奏に支障がありません。ある程度、演奏と切り離して動かすことが出来るんです。
そこで当教室で推進しているのが『足のメトロノーム化計画』です。
体の一部なのに演奏と切り離してリズムを刻める足は、体とメトロノームのイイとこ取り。体とメトロノームを繋ぐ太いパイプ役となり得ます。
『足のメトロノーム化計画』のポイントは3つ。
1つ、ギターを持たずに、メトロノームに合わせて足でリズムを刻むだけの練習を定期的に行うこと。
もう1つは、演奏中(メトロノームに合わせる時もライブ中も)は必ず足でリズムを刻み続けること。
そして禁止事項が1つ、指でリズムを取ろうとしないこと。
今のところは、この3つのポイントだけを守るように呼びかけています。
足は、演奏とある程度切り離せますが、とても大きな筋肉からできている体の一部です。足をメトロノーム化することが出来れば、指や頭の中が演奏に集中していても、体全体で自然にグルーブが出せるようになると思うんです。
最後に、話を元に戻しまして。トミー・エマニュエルのグルーブ感が誰にも真似できないとてつもないものである理由、トミーと他の人の違いのもう一つですが。
それは『グルーブ感がカッコイイ!』ということだと思います。
誰でも持っているリズム感、でも、そのリズム感にもカッコイイものもあればカッコ悪いものもあります。
それは、だれでも違う顔を持っているけど、万人がカッコイイと思う顔立ちの人もいれば、その逆の人もいるのと似ています。
もちろん、顔立ちなんて個性の一つでしかないんですけどね・・・。
もともと顔立ちがカッコイイ人が、食事やトレーニングや美容に労を惜しまず時間を注ぎ込めば、素材が劣る人に勝ち目はありません。
トミー・エマニュエルは、もともとのグルーブ感が凄くカッコイイ上、ギターにかける意気込みは半端ではありません。
そりゃあ、とても敵わないですよね・・・。
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そのプレイに憧れて彼の曲をコピーする人たちは後を絶ちませんが、これが難しい。たとえ同じコードを押さえ、同じような指使いを習得したとしても(それ自体が凄く大変)、彼と同じような音が出ないんです。
何が違うのでしょうか?
トミー・エマニュエルは、誰にも真似できないとてつもないグルーブ感を持っているんです。
ただ、もちろん、人間は皆それぞれ持っているリズム感があるはずなので、その特有のリズム感は誰にも真似できません。
では、トミー・エマニュエルと他の人は何が違うのでしょうか?少し考えてみましょう。
まず一つには、『自分の持っているリズム感を演奏に反映できるか?』ということ。
例えば、大好きなアーティストのライブに行った時、自然と体が動きますよね。アーティストと聴衆と自分のリズムが一体になる感覚は『自分にもリズム感があるんだな~』と感じる瞬間でもあります。
あるいは日本人だと、和太鼓の音やお祭りのお囃子の音を聴くと、遺伝子レベルで体の芯が高揚するのが分かります。あの魂が揺さぶられる感覚は『洋楽が好きな自分も、やっぱり日本人のリズム感が染み込んでるんだな~』と思わざるを得ません。
私達は、楽器やダンスをやっていなくても、もともとその人特有のリズム感を備えていると思うんです。
でもそれを、ギターの演奏に反映させるのが、とても難しい!
何故なら、ギターの演奏は、手や指に気を取られ過ぎるんです。難しい曲になると、その傾向はより如実になります。そして、リズムの練習をやろうとする時も、どうしても手や指でリズムを取ろうとしてしまいます。
体全体を動かす場合と比べると、指を動かす筋肉は圧倒的に少ないですよね。ギターを弾く場合、その少ない筋肉は全部ギターを弾く為だけに使われてしまう感じです。リズムを取る余裕は残されていません。
ただ、指は体全体の中でも最も器用に動く場所です。なので、演奏しながらでもリズムを正確に刻むことが出来そうな気はします。でも、それは逆のような気がします。指はその器用さゆえに『リズムに逆らうのも簡単に出来てしまう』と思うんです。
難しいコード・難しい指使いに集中すれば、簡単にリズムを無視できる器用さが指にはあるんです。
じゃあどうしたらよいのでしょう?
私なりに考えてみました。
『リズムを刻むことに集中できる体の不器用な場所でリズムを刻み続ける』
というのはどうでしょう?
ギター演奏には直接関わらず、リズムを刻んだらそれだけしか出来ない不器用さで、筋肉量の多い場所。さらにリズムを刻むのに慣れている場所と言ったら、そう『足』しかありませんね。
もちろん理想は、体全体でリズムをとることです。でも、難しい曲を演奏する場合、体全体や頭を動かして演奏すること自体が難しくなってしまう場合があるんですね。特に座って弾く場合は影響が大きいんです。
一方足は、結構動かしても演奏に支障がありません。ある程度、演奏と切り離して動かすことが出来るんです。
そこで当教室で推進しているのが『足のメトロノーム化計画』です。
体の一部なのに演奏と切り離してリズムを刻める足は、体とメトロノームのイイとこ取り。体とメトロノームを繋ぐ太いパイプ役となり得ます。
『足のメトロノーム化計画』のポイントは3つ。
1つ、ギターを持たずに、メトロノームに合わせて足でリズムを刻むだけの練習を定期的に行うこと。
もう1つは、演奏中(メトロノームに合わせる時もライブ中も)は必ず足でリズムを刻み続けること。
そして禁止事項が1つ、指でリズムを取ろうとしないこと。
今のところは、この3つのポイントだけを守るように呼びかけています。
足は、演奏とある程度切り離せますが、とても大きな筋肉からできている体の一部です。足をメトロノーム化することが出来れば、指や頭の中が演奏に集中していても、体全体で自然にグルーブが出せるようになると思うんです。
最後に、話を元に戻しまして。トミー・エマニュエルのグルーブ感が誰にも真似できないとてつもないものである理由、トミーと他の人の違いのもう一つですが。
それは『グルーブ感がカッコイイ!』ということだと思います。
誰でも持っているリズム感、でも、そのリズム感にもカッコイイものもあればカッコ悪いものもあります。
それは、だれでも違う顔を持っているけど、万人がカッコイイと思う顔立ちの人もいれば、その逆の人もいるのと似ています。
もちろん、顔立ちなんて個性の一つでしかないんですけどね・・・。
もともと顔立ちがカッコイイ人が、食事やトレーニングや美容に労を惜しまず時間を注ぎ込めば、素材が劣る人に勝ち目はありません。
トミー・エマニュエルは、もともとのグルーブ感が凄くカッコイイ上、ギターにかける意気込みは半端ではありません。
そりゃあ、とても敵わないですよね・・・。
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Posted by sinya at 11:37
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