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2012年08月03日

ギターリストにとって音楽理論は必要か?




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いや~ロンドンオリンピック、楽しいですね!
お陰様で、毎日寝不足の上、ブログの更新も滞っています。

競技を見ていると、明らかに他の選手とは違う『何か』を持っているなと感じさせてくれる選手がいます。
今まで行われた競技の中では、女子体操の寺本明日香選手に最もそれを感じました。
女子体操は、何故か『ニコッ』と笑顔でアピールしてから競技に入りますよね。で、寺本選手の『ニコッ』がとても可愛いのですが、その後に見せるあの目!
とてつもない集中力とゾクッとするほどの眼光。
残念ながら今回のオリンピックではメダルまで至りませんでしたが、まだ16歳。これからが楽しみですね。

オリンピックに選ばれる選手達、特にメダリストともなれば、やはりスゴイ才能の持ち主だということになるでしょう。
そしてもちろん、音楽やギターの世界にもスゴイ才能を持ったアーティストはたくさんいますね。

この才能のあるアーティスト達の逸話として『実は譜面が読めない』とか『主なスケールを知らない』とかという『実は音楽理論が苦手』的な話を聞くことがあります。調べると、事実無根の話もあれば、アーティスト本人がインタビューなどで語った実話の場合もあるようです。
で、ギターを習得しようとする時、音楽理論を学ばない理由として、こうしたアーティスト達の『実は音楽理論が苦手』的な話を持ち出す場合があるようです。

『音楽理論を学ばなくてもギターは上手くなる!』ということでしょう。

このような理屈を、オリンピックのメダリストになるようなアスリートに当て嵌めてみます。
例えば、男子体操の内村航平選手。彼がインタビューで『空中感覚』について聞かれた時に、「空中で周りが見えているということではないでしょうか?」と、自分自身他の選手との感覚の差があまり分からないような感じの口ぶりで答えているのを聞いたことがあります。
自分では普通に出来ていることなので、理論的な説明が出来ないということなんだと思います。
ならばと、それを聞いて体操を始めようとする人が、理屈的なことを抜きで見よう見まねで後方宙返り3回ひねりが出来るかといえば、それは絶対に無理な訳です。

何故無理かと言えば、才能の部分ももちろんあるでしょうが、それよりなによりまず『理論的なことを学ばなくても出来る』という言葉自体を理解できるような年齢から体操を始めても、圧倒的に遅いからです。
内村選手は3歳の頃から体操を始めたようですが、その年齢ではもちろん、理屈抜きで体を動かして楽しんでいたと思います。毎日何時間も何時間も体を動かして、今の基礎を自然と身に着けていったことでしょう。

この、毎日何時間も楽しみながら集中して続けることが出来ることこそ最大の才能です。

その場合は、理論・理屈なんて関係ないですね。普通の人が呼吸をしたり歩いたりするのと同じような感覚なのかもしれません。当たり前に出来ることの説明なんて出来ないのが当たり前です。

ギターの実技習得も同じことが言えます。
音楽理論を学ばなくてもギターは上手くなります。それは間違いありません。ただしその場合、ギターを弾くことだけに一日12時間は必要でしょう。しかも、集中して楽しむ必要があります。
何故なら、『音楽理論』という言葉自体を理解できる年齢に達してからギター習得を目指そうとする人は、それだけで才能あるアーティスト達に差を付けられている事になるからです。
『有名アーティストの中には実は音楽理論が苦手な人がいる』と、有名アーティストを引き合いに出したのならば、それぐらいの覚悟が必要でしょう。

もし本当に理論が苦手だと言う有名アーティストがいるとすれば、その人は間違い無く、ギターの練習に膨大な時間と集中力を使い、それをずっと楽しんでいられたんだと思います。そうやって、理論・理屈抜きで自然にテクニックをマスターしていったのでしょう。

『理論が苦手』なのではなく『当たり前すぎて説明できない』んです。

音楽理論を学ぶことは、ギター習得の為に絶対に必要なものではないかもしれません。ただ、『音楽理論』という言葉自体を理解できるような年齢から始めるのであれば、音楽理論を学びながら実技を習得する方法が一番の近道だということなんです。それもまた、間違い無い事実です。

それは、レッスンをやっていて一番感じることでもあります。

『有名アーティストの中には実は音楽理論が苦手な人がいる』という話を持ち出して、ギターを習得する時に音楽理論を避けてしまうと、実は余計に実技習得に時間が掛かってしまうんですね。


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Posted by sinya at 20:08 │ギター教室