2013年02月08日
テレキャスのネック調整
⇒【sinyaが開発!弾く脳トレ!よなおしギター】
以前の記事【ギターの自宅練習に最適なアンプ!~PLAYTECH JAMMER Jr. FX~】で、とにかく暇があったらギターに触れるように、リビングにもギターとミニアンプを設置したことを書きました。
お陰で、本当に暇さえあればギターに触っている状態になったのですが。今日、いつものようにリビングでギターを弾いていましたら、妙に弾き難い。弦高がいつの間にかスゴク高くなっている訳です。
『これはもしかして』
と思い、ネックを調べましたら、見事な『順反り』。
ギターの弦による張力は、普通にチューニングした状態だと60キロぐらいあると言われています。もちろん、アコギかエレキでも違いますし、弦のゲージによっても差はありますが・・・。
もし、張力が60キロあるとするならば、弦を張った状態のギターは、常にヘッドの上に大人が1人乗っかっている状態にあるということ。頭に人が乗ったら、人間だって腰が曲がる訳で。そりゃあ、ほとんどが木で出来ているギターにとっては、文字通り荷が重い訳です。
で、ネックの反りを防止するには、『1.弾かない時は弦を緩める』ことと『2.気温・湿度の管理』が言われます。
今の季節、我が家のリビングは、下手をすると湿度20%を切ってきます。これは、人間にも良くない数値ですよね。当然、ギターにも良くない訳です。
ギターは、材質が木なので、気温の変化よりも湿度の変化の方がダメージが大きいようで。ここ数日、雨が降っていましたので、湿度がある程度上がっていたところに、今日は快晴、空っ風が吹いてとても乾燥したんです。
我がギターは、この急激な湿度変化に付いていけなかったようです。
気温・湿度の管理については、あまり神経質になることも無いと思います。基本、人間にとって快適な数値なら問題ないと思いますので。
ただ、日本は気温も湿度も変化の激しい国ですね。梅雨時の前後、冬の乾燥する時期の前後の、環境が急激に変化する時期は気をつけましょう。
プラス、正確な温度計・湿度計を購入し、常に数値を把握すること。そして、やはり管理は個室の方がしやすいですね。
という訳で。湿度の変化を管理し難いリビングに置いた、弦を張りっぱなし状態の私のギターは、過酷な環境下で頑張っていたことになります。が、ここにきて、とうとう耐えかねてしまったようです。
早速、ネックの反りを治してあげましょう。
まず、ネックの『順反り』とはどういう状態なのかを図解します。

もの凄く極端な図ですが、順反りすると弦高が高くなる理屈が良く分かりますね。
で、実際の私のギターは、下の画像のような反りでした。
1弦側

6弦側

少し分かり難いですが、このようにヘッドの方から覗いて見ると、ネックの反りが確認できます。
さて、これを治す方法ですが。その前に、素人レベルで治せる反りの程度は、とても限られていると、ある意味『諦め』も肝心です。私のこのギターの反り程度でも『かなり反っている』状態だと言えます。これ以上の反りの場合は、やはり専門の技術を持った人に見てもらいましょう。
で、ギターのネックの中には、ほぼ確実に『トラスロッド』といわれる長いボルトが入っています。このボルトを締めたり緩めたりすることでネックの反りを修正していきます。
トラスロッドを調整する方法は、メーカーやギターの種類によって様々です。
私のこのギターは、ネックとボディを4つのネジで留める、いわゆる『デタッチャブル・ネック』といわれる構造で。さらに、トラスロッドを調整するための『調整口』が、ボディに埋まっているタイプです。まぁ、ネック調整には一番手間が掛かるタイプと言えます。

ネック調整のやり方を手順を追って見ていきましょう。
まず、弦を外します。このタイプのギターは、弦を緩めるとペグ部分からスポッと弦が抜けてくれます。弦を切らないで外せるので、ネック調整が終わった後、このまま同じ弦を張ることが可能です。

ボディの裏にある、ネックとボディを留める4つのネジを外します。

ネックが取れて、プラスの形をしたトラスロッドの頭が見えました。

ギターの種類によっては、トラスロッドを六角レンチで調整するものもありますが、このギターは、ドライバーで調整できます。
『順反り』のネックを治す場合は、このトラスロッドを『時計回りに』回します。
回す時の注意は、一気に回さないこと。多くても、時計の長針でいうところの『15分ずつ』ぐらい。私は怖がりなので、今回は『5分ずつ』ゆっくりと慎重に回しました。
反りの状態がヒドかったので、なかなか真っ直ぐになってくれません。結構、硬くなるまで締め、やっと少しまともになった感じになりましたが。まだ少し反った状態です。
もう少し締めていきたいところですが、ネックが『ミシミシ』と鳴ったので、これ以上は危険と判断し調整を終了することにしました。
ネック調整が終わったら、ボディとネックをネジで留めて、弦を張って終わりです。
完全には治っていませんが、まぁ、これが精一杯ですね。
1弦側

6弦側

1弦側と6弦側で、反りの状態が違うので、恐らくネックが『ねじれている』状態だと思います。こうなると、素人レベルでは治すのが難しいです。というより、私には無理です。
このギターは、楽器店にてデザインが気に入って購入したものです。確か、3万円ほどだったと思います。
で、知人がギターを弾きたいというので、貸していました。その知人は、しばらくすると弾かなくなり、何年も置きっ放しになっていたようです。帰ってきた時には、だいぶ痛んでいました。
その後、簡単なリペアに出して、何とか弾ける状態にはなりましたが。一度痛んでしまったものは、なかなか完全復活とまではいきませんね。
『デタッチャブル・ネック』の場合、ネック交換が簡単なので、ネック自体を変えてしまうのも手ですが。まぁ、リビング練習用には問題なさそうなので、管理に気をつけて、もう少し様子を見てみます。

やはり、定期的にちゃんと弾いてあげることが、ギターにとって一番の幸せですね。
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お陰で、本当に暇さえあればギターに触っている状態になったのですが。今日、いつものようにリビングでギターを弾いていましたら、妙に弾き難い。弦高がいつの間にかスゴク高くなっている訳です。
『これはもしかして』
と思い、ネックを調べましたら、見事な『順反り』。
ギターの弦による張力は、普通にチューニングした状態だと60キロぐらいあると言われています。もちろん、アコギかエレキでも違いますし、弦のゲージによっても差はありますが・・・。
もし、張力が60キロあるとするならば、弦を張った状態のギターは、常にヘッドの上に大人が1人乗っかっている状態にあるということ。頭に人が乗ったら、人間だって腰が曲がる訳で。そりゃあ、ほとんどが木で出来ているギターにとっては、文字通り荷が重い訳です。
で、ネックの反りを防止するには、『1.弾かない時は弦を緩める』ことと『2.気温・湿度の管理』が言われます。
今の季節、我が家のリビングは、下手をすると湿度20%を切ってきます。これは、人間にも良くない数値ですよね。当然、ギターにも良くない訳です。
ギターは、材質が木なので、気温の変化よりも湿度の変化の方がダメージが大きいようで。ここ数日、雨が降っていましたので、湿度がある程度上がっていたところに、今日は快晴、空っ風が吹いてとても乾燥したんです。
我がギターは、この急激な湿度変化に付いていけなかったようです。
気温・湿度の管理については、あまり神経質になることも無いと思います。基本、人間にとって快適な数値なら問題ないと思いますので。
ただ、日本は気温も湿度も変化の激しい国ですね。梅雨時の前後、冬の乾燥する時期の前後の、環境が急激に変化する時期は気をつけましょう。
プラス、正確な温度計・湿度計を購入し、常に数値を把握すること。そして、やはり管理は個室の方がしやすいですね。
という訳で。湿度の変化を管理し難いリビングに置いた、弦を張りっぱなし状態の私のギターは、過酷な環境下で頑張っていたことになります。が、ここにきて、とうとう耐えかねてしまったようです。
早速、ネックの反りを治してあげましょう。
まず、ネックの『順反り』とはどういう状態なのかを図解します。
もの凄く極端な図ですが、順反りすると弦高が高くなる理屈が良く分かりますね。
で、実際の私のギターは、下の画像のような反りでした。
1弦側

6弦側

少し分かり難いですが、このようにヘッドの方から覗いて見ると、ネックの反りが確認できます。
さて、これを治す方法ですが。その前に、素人レベルで治せる反りの程度は、とても限られていると、ある意味『諦め』も肝心です。私のこのギターの反り程度でも『かなり反っている』状態だと言えます。これ以上の反りの場合は、やはり専門の技術を持った人に見てもらいましょう。
で、ギターのネックの中には、ほぼ確実に『トラスロッド』といわれる長いボルトが入っています。このボルトを締めたり緩めたりすることでネックの反りを修正していきます。
トラスロッドを調整する方法は、メーカーやギターの種類によって様々です。
私のこのギターは、ネックとボディを4つのネジで留める、いわゆる『デタッチャブル・ネック』といわれる構造で。さらに、トラスロッドを調整するための『調整口』が、ボディに埋まっているタイプです。まぁ、ネック調整には一番手間が掛かるタイプと言えます。

ネック調整のやり方を手順を追って見ていきましょう。
まず、弦を外します。このタイプのギターは、弦を緩めるとペグ部分からスポッと弦が抜けてくれます。弦を切らないで外せるので、ネック調整が終わった後、このまま同じ弦を張ることが可能です。

ボディの裏にある、ネックとボディを留める4つのネジを外します。

ネックが取れて、プラスの形をしたトラスロッドの頭が見えました。

ギターの種類によっては、トラスロッドを六角レンチで調整するものもありますが、このギターは、ドライバーで調整できます。
『順反り』のネックを治す場合は、このトラスロッドを『時計回りに』回します。
回す時の注意は、一気に回さないこと。多くても、時計の長針でいうところの『15分ずつ』ぐらい。私は怖がりなので、今回は『5分ずつ』ゆっくりと慎重に回しました。
反りの状態がヒドかったので、なかなか真っ直ぐになってくれません。結構、硬くなるまで締め、やっと少しまともになった感じになりましたが。まだ少し反った状態です。
もう少し締めていきたいところですが、ネックが『ミシミシ』と鳴ったので、これ以上は危険と判断し調整を終了することにしました。
ネック調整が終わったら、ボディとネックをネジで留めて、弦を張って終わりです。
完全には治っていませんが、まぁ、これが精一杯ですね。
1弦側

6弦側

1弦側と6弦側で、反りの状態が違うので、恐らくネックが『ねじれている』状態だと思います。こうなると、素人レベルでは治すのが難しいです。というより、私には無理です。
このギターは、楽器店にてデザインが気に入って購入したものです。確か、3万円ほどだったと思います。
で、知人がギターを弾きたいというので、貸していました。その知人は、しばらくすると弾かなくなり、何年も置きっ放しになっていたようです。帰ってきた時には、だいぶ痛んでいました。
その後、簡単なリペアに出して、何とか弾ける状態にはなりましたが。一度痛んでしまったものは、なかなか完全復活とまではいきませんね。
『デタッチャブル・ネック』の場合、ネック交換が簡単なので、ネック自体を変えてしまうのも手ですが。まぁ、リビング練習用には問題なさそうなので、管理に気をつけて、もう少し様子を見てみます。

やはり、定期的にちゃんと弾いてあげることが、ギターにとって一番の幸せですね。
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【初心者・独学ギターリストの強い味方】とにかくギターを弾きたいという方へおすすめの教材です!

Posted by sinya at 21:47
│調整・メンテナンス
この記事へのコメント
こんばんは。(^^)
アコギでもできるのですか?
アコギでもできるのですか?
Posted by 工房ike
at 2013年02月09日 23:50

工房ikeさん、こんにちは。
アコギのネックにも、トラスロッドは入ってます。
YAMAHAだと、サウンドホールを覗くとトラスロッドの頭が見えると思います。
そこに六角レンチ入れて回せば、多少の調整は出来るかと思います。
ただ、アコギの場合、ネックの交換がすぐには出来ないので『少しの調整』に留めた方が安全かもしれませんね。
アコギのネックにも、トラスロッドは入ってます。
YAMAHAだと、サウンドホールを覗くとトラスロッドの頭が見えると思います。
そこに六角レンチ入れて回せば、多少の調整は出来るかと思います。
ただ、アコギの場合、ネックの交換がすぐには出来ないので『少しの調整』に留めた方が安全かもしれませんね。
Posted by sinya
at 2013年02月10日 18:52

ありがとうございました。(^^♪
Posted by 工房ike at 2013年02月10日 21:59