2013年03月23日
独りでジャズ・セッション体験~『はじめてのジャズ・ギター』で楽しむ~
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前回、『私が、JAZZギターとはどんなものなのか?という事を理解する上で、非常に参考になった教則本が2冊ある』ということを書きました。
その内の1冊としてご紹介したのが、布川俊樹 著『ジャズ・ギターの金字塔』。
関連記事【やるべきことを明確にする~『ジャズ・ギターの金字塔』に学ぶ~】
で、今回は、もう1冊の方をご紹介します。
天野丘 著『はじめてのジャズ・ギター』です。
『ジャズ・ギターの金字塔』が、コードワーク・ソロワークの必須テックニックを解説しその習得を目指している教則本である一方、『はじめてのジャズ・ギター』は、実際に22曲のジャズ・スタンダードを演奏しながら、ジャズの楽しみを体験し、同時に様々なテクニックを身に付けていこうという趣旨の教則本です。
収録曲は『初級編』『中級編』『上級編』に分かれていますが、自分のやりたい曲から挑戦していっても問題ないと思います。
『サマータイム』『枯葉』『フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン』『A列車で行こう』等、スタンダード中のスタンダードが収録されていますので、正に『はじめてのジャズ』にはもってこいだと思います。
ただし、この教則本の位置付けとして注意点があります。
題名が『はじめて』とあるお陰で、『内容がとても簡単で、この本さえあればギター初心者でも直ぐにジャズが弾ける』と勘違いしてしまわないように注意してください。
『はじめてのジャズ・ギター』に載っている各収録曲の譜面の前には、それぞれの曲の『曲紹介』と、『セミナー』と題して、その曲を演奏する上での注意点やリズムの取り方などを解説したものが載っています。が、特にソロワークに対する理論的な解説は、かなり難しいです。
さらに、収録曲の譜面は、著者自身の模範演奏が五線譜とTAB譜に表されているのですが。即興部分を完全にコピーするのは、かなりのテクニックが必要で時間の掛かる作業だと思います。
もっとさらに言いますと、ソロワークと同等に大切なコードワークに関して、もちろんコードネームは載っているのですが、その押さえ方は一切載っていません。なので、指板のどこでどんな形のコードを押さえるかは、全て自分で判断することになります。
この本は、あくまでも『はじめてジャズに挑戦する人』の為の教則本であって、『はじめてギターを弾く人』の為のものではありません。
ロックやブルースやポップスなど、他のジャンルでは散々にギターを弾いた経験があり、『じゃあ、そろそろジャズでも』と思った人が手に取る教則本となります。
ですから、『まだギターを始めたばかりの人』には、お勧めできません。
実は私も、『はじめてのジャズ・ギター』の教材を使って練習していて分からないことがあった場合、一旦『ジャズ・ギターの金字塔』に戻ってから、分からないところを解決し、再び『はじめてのジャズ・ギター』に挑戦するという方法を取っています。
これは、コードワーク・ソロワークの解説については、圧倒的に『ジャズ・ギターの金字塔』の方が分かりやすいという事と。やはり、自分自身がJAZZを学んでいく過程で、参考にする考え方や方法論は『一貫していた方が良い』と思うからです。
人によって、JAZZに対する考え方や方法論は違います。それらイロイロな人のイロイロな解説を読んでしまうと、何が正しくてどれが適切なのか、ホントに分からなくなってしまうんですね。
じゃあいったい、この『はじめてのジャズ・ギター』は、何がそんなに良いのか?と言いますと・・・
もう、付属しているCDに限る訳です。
『はじめてのジャズ・ギター』には、CDが2枚付属しています。
1枚目には、著者とドラム・ベース・ピアノの4人のプロ・アーティストが収録曲をセッションしている『模範演奏』が入っています。
そしてもう1枚には、1枚目に入っている模範演奏からギターの音だけを抜いた、いわゆる『カラオケ』が入っているんです。
この『カラオケ』がイイ!
私のように、JAZZギターをやってみたいけど、バンドに入っている訳でもなく・・・積極的にセッションに参加する度胸がある訳でもなく・・・。
そんな孤独な人間にとっては、この『カラオケ』の、何と有り難いことか!
この『カラオケ』を使った練習の方法としましては、まずCDをiPodにダウンロードしまして、そのiPodをアンプかMTRにつなげてカラオケを流し、それを聞きながらギターを演奏します。
正に『独りでジャズ・セッション体験』です。
擬似的ではありますが、このセッションがもの凄く楽しいんです。
もちろん、練習する曲のテーマを覚えて、コードをどんな形で押さえるかを自分で判断し練習する必要はあります。ただ、それさえ出来てしまえば、後はもうそのカラオケとのセッションが楽しくて止まらなくなります。
当然、そんな感じで練習時間が多くなれば、次第に『こんな時はこんな具合に弾けば良いんだ!』という『気付き』がある訳です。その『気付き』が多ければ多いほど、自分のレベルが上がっていることを実感できるんですね。
『はじめてのギター』の中で著者が『ジャズの基本は習うより慣れること』だと書いています。
その意味が、このカラオケとのセッションで非常によく分かる訳です。
ただ、先にも書いた通り、この本を進めていくためには、それ以前にかなり『ギターを習う』必要があります。
ですので、『習うより慣れること』という方法論では、現実的にはかなり厳しい気がします。
理想的には・・・
『習ったらいち早く慣れること』だと思います。
『ジャズ・ギターの金字塔』などの良質な教則本、あるいはギター教室などで、ある程度『習ったら』、その内容を忘れない内に『はじめてのジャズ・ギター』などのカラオケや他楽器とのセッションを利用して、『いち早く慣れる』ことが大事だということなんです。
その為に最も大切なことは・・・
『習っただけで満足しない』ことと『独りでジャズ・セッション体験できる環境を構築する』ことです。
今の時代、ハードもソフトも驚くほど進歩し、携帯(iPhone)があれば『独りでジャズ・セッション体験できる環境を構築する』のは非常に簡単な作業になります。
JAZZ以外のジャンルでも同じですが、習うだけでは絶対にギターは上達しません。独りになった時に、いかにたくさんギターを弾いて『慣れること』が出来るか、そこに全てがかかっていると言っても過言ではありませんね。
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前回、『私が、JAZZギターとはどんなものなのか?という事を理解する上で、非常に参考になった教則本が2冊ある』ということを書きました。
その内の1冊としてご紹介したのが、布川俊樹 著『ジャズ・ギターの金字塔』。
関連記事【やるべきことを明確にする~『ジャズ・ギターの金字塔』に学ぶ~】
で、今回は、もう1冊の方をご紹介します。
天野丘 著『はじめてのジャズ・ギター』です。
『ジャズ・ギターの金字塔』が、コードワーク・ソロワークの必須テックニックを解説しその習得を目指している教則本である一方、『はじめてのジャズ・ギター』は、実際に22曲のジャズ・スタンダードを演奏しながら、ジャズの楽しみを体験し、同時に様々なテクニックを身に付けていこうという趣旨の教則本です。
収録曲は『初級編』『中級編』『上級編』に分かれていますが、自分のやりたい曲から挑戦していっても問題ないと思います。
『サマータイム』『枯葉』『フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン』『A列車で行こう』等、スタンダード中のスタンダードが収録されていますので、正に『はじめてのジャズ』にはもってこいだと思います。
ただし、この教則本の位置付けとして注意点があります。
題名が『はじめて』とあるお陰で、『内容がとても簡単で、この本さえあればギター初心者でも直ぐにジャズが弾ける』と勘違いしてしまわないように注意してください。
『はじめてのジャズ・ギター』に載っている各収録曲の譜面の前には、それぞれの曲の『曲紹介』と、『セミナー』と題して、その曲を演奏する上での注意点やリズムの取り方などを解説したものが載っています。が、特にソロワークに対する理論的な解説は、かなり難しいです。
さらに、収録曲の譜面は、著者自身の模範演奏が五線譜とTAB譜に表されているのですが。即興部分を完全にコピーするのは、かなりのテクニックが必要で時間の掛かる作業だと思います。
もっとさらに言いますと、ソロワークと同等に大切なコードワークに関して、もちろんコードネームは載っているのですが、その押さえ方は一切載っていません。なので、指板のどこでどんな形のコードを押さえるかは、全て自分で判断することになります。
この本は、あくまでも『はじめてジャズに挑戦する人』の為の教則本であって、『はじめてギターを弾く人』の為のものではありません。
ロックやブルースやポップスなど、他のジャンルでは散々にギターを弾いた経験があり、『じゃあ、そろそろジャズでも』と思った人が手に取る教則本となります。
ですから、『まだギターを始めたばかりの人』には、お勧めできません。
実は私も、『はじめてのジャズ・ギター』の教材を使って練習していて分からないことがあった場合、一旦『ジャズ・ギターの金字塔』に戻ってから、分からないところを解決し、再び『はじめてのジャズ・ギター』に挑戦するという方法を取っています。
これは、コードワーク・ソロワークの解説については、圧倒的に『ジャズ・ギターの金字塔』の方が分かりやすいという事と。やはり、自分自身がJAZZを学んでいく過程で、参考にする考え方や方法論は『一貫していた方が良い』と思うからです。
人によって、JAZZに対する考え方や方法論は違います。それらイロイロな人のイロイロな解説を読んでしまうと、何が正しくてどれが適切なのか、ホントに分からなくなってしまうんですね。
じゃあいったい、この『はじめてのジャズ・ギター』は、何がそんなに良いのか?と言いますと・・・
もう、付属しているCDに限る訳です。
『はじめてのジャズ・ギター』には、CDが2枚付属しています。
1枚目には、著者とドラム・ベース・ピアノの4人のプロ・アーティストが収録曲をセッションしている『模範演奏』が入っています。
そしてもう1枚には、1枚目に入っている模範演奏からギターの音だけを抜いた、いわゆる『カラオケ』が入っているんです。
この『カラオケ』がイイ!
私のように、JAZZギターをやってみたいけど、バンドに入っている訳でもなく・・・積極的にセッションに参加する度胸がある訳でもなく・・・。
そんな孤独な人間にとっては、この『カラオケ』の、何と有り難いことか!
この『カラオケ』を使った練習の方法としましては、まずCDをiPodにダウンロードしまして、そのiPodをアンプかMTRにつなげてカラオケを流し、それを聞きながらギターを演奏します。
正に『独りでジャズ・セッション体験』です。
擬似的ではありますが、このセッションがもの凄く楽しいんです。
もちろん、練習する曲のテーマを覚えて、コードをどんな形で押さえるかを自分で判断し練習する必要はあります。ただ、それさえ出来てしまえば、後はもうそのカラオケとのセッションが楽しくて止まらなくなります。
当然、そんな感じで練習時間が多くなれば、次第に『こんな時はこんな具合に弾けば良いんだ!』という『気付き』がある訳です。その『気付き』が多ければ多いほど、自分のレベルが上がっていることを実感できるんですね。
『はじめてのギター』の中で著者が『ジャズの基本は習うより慣れること』だと書いています。
その意味が、このカラオケとのセッションで非常によく分かる訳です。
ただ、先にも書いた通り、この本を進めていくためには、それ以前にかなり『ギターを習う』必要があります。
ですので、『習うより慣れること』という方法論では、現実的にはかなり厳しい気がします。
理想的には・・・
『習ったらいち早く慣れること』だと思います。
『ジャズ・ギターの金字塔』などの良質な教則本、あるいはギター教室などで、ある程度『習ったら』、その内容を忘れない内に『はじめてのジャズ・ギター』などのカラオケや他楽器とのセッションを利用して、『いち早く慣れる』ことが大事だということなんです。
その為に最も大切なことは・・・
『習っただけで満足しない』ことと『独りでジャズ・セッション体験できる環境を構築する』ことです。
今の時代、ハードもソフトも驚くほど進歩し、携帯(iPhone)があれば『独りでジャズ・セッション体験できる環境を構築する』のは非常に簡単な作業になります。
JAZZ以外のジャンルでも同じですが、習うだけでは絶対にギターは上達しません。独りになった時に、いかにたくさんギターを弾いて『慣れること』が出来るか、そこに全てがかかっていると言っても過言ではありませんね。
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Posted by sinya at 01:41
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