2013年08月29日
琴爪を使って弾いたギターの音~『哀しみの恋人達』』ソロギター~
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右手の親指の爪が割れてしまうことにより、爪を伸ばすのを諦めた私が、苦肉の策で試してみることにした『琴爪』ですが。
先日、この『琴爪』を、ギターを弾くのに適した形にカスタマイズしたことをブログに書きました。
で、あれから、カスタマイズした『琴爪』を使って、少しずつ、ギターを弾く練習をしてきました。
まぁ、まだまだ、思うように弾けるようになったとは言えませんが。とりあえず、どんな音が出るかだけでもご紹介しようと思います。
私は当初、この『琴爪』を使って、ソロ・ギターの演奏をしたいと思っていました。
ソロ・ギターは、基本的に親指を使ってベース音を奏でます。その場合、サムピックを使ってももちろん良いのですが・・・
『ソロ・ギターのしらべ』の南澤氏は、自分の指と爪を使ってほとんどの曲を演奏しているようです。
『指の腹と爪を使って奏でる音』は、ソロ・ギターに適した音の1つであるのは確かだと思います。
私が、右手の親指の爪を伸ばすのを諦めて一番残念なのが、この『指の腹と爪を使って奏でる音』を出すことが出来ないことです。
『指の腹と爪を使って奏でる音』は、優しくもハリのあるとても良い音で、私も好きな音なんですが・・・。
で、何とか、自分の爪を使わずにこの音が出せないものかと考え、『琴爪』を使うことを思いついたという訳です。
そこで問題になるのが、当然『音』。そして、『弾き心地』ですね。
今日は、実際にソロ・ギターの曲を、カスタマイズした『琴爪』を使って演奏してみて、『音』と『弾き心地』について検証してみようと思います。
まずは、比較の為、ピックを何も使わない状態で演奏した動画を見てください。
曲は、ジェフ・ベックの演奏で有名な『哀しみの恋人達』の『ソロ・ギターのしらべ』バージョンです。
(※動画では前半部のみ演奏しています)
まぁ、演奏技術はともかく。音的には、ピックを使わず、さらに、爪も弦に当たっていない状態のベース音も良いですね。
『ボ~ン』と優しい音が出て、この曲にも合っている感じがします。
ちなみに、私は長年、ピックを使わずに右手の親指でピッキングをしてきましたので、親指の先が多少固くなっているようです。まぁ、『タコ』が出来ている感じですね。
ですから、タコが無い柔らかい状態の親指で弾いた場合よりも、若干は音にハリがあるようです。
それでは次に、カスタマイズした『琴爪』をハメて演奏した動画を見てみましょう。
(※演奏・撮影条件は『琴爪』をハメていること以外は全て最初の動画と同じです)
すみません、先に謝っておきます。
やはり、まだ『琴爪』をハメての演奏に慣れていないため、ミスが多く、音の強弱や音量が安定していませんね。何か、ガチャガチャした演奏になってしまっています。
とりあえず、「まだ不慣れなんだね」という温かい気持ちで見ていただけたら幸いです・・・。
さて、まず注目して頂きたいのが、前奏(ハーモニクスが入る部分)のベース音です。
前奏のベース音は、最初の動画のベース音も『琴爪』をハメて演奏したベース音も、音がほとんど同じですよね。
これが『琴爪』を使った音の大きな特徴の1つです。
つまり、『琴爪』をハメていても、弦に当てる親指の角度を調節することによって、『親指の腹だけを使って奏でる音』を出すことが出来るんです。
これを、既存のサムピックでやろうとするのは、かなり難しく。サムピックの形によっては、奏でるのが不可能な音です。
続いての特徴は、『音質を自在に変化させることが出来る』ことです。
メロディが演奏されている部分では、静かな部分や盛り上がる部分などによって、ベース音の音質を変えています。
これは、『親指の腹を使って出す音(柔らかい音)』と『琴爪を使って出す音(硬い音)』との混合比率を変えることによって『音質』を変えているんです。
つまり、親指の角度と弦に当てる強さによって、音量だけではなく音質を変えることも出来るという訳です。
この『音質を変える』テクニックは、自分の爪やつけ爪を使うことによって初めて可能となるテクニックで。既存の、私が知っている限りのピックでは、恐らく絶対に不可能なテクニックになります。
さらに、『ベース音とメロディ』の特徴を見ていきましょう。
今回の2つの動画を聞いていただいて、ソロ・ギターで非常に大切な『メロディ』がより聴こえてくるのは、どちらの演奏でしょうか?
私が聞く限りでは、『琴爪』をハメて演奏した方が、若干ではありますが『メロディがハッキリ出ている』ように聴こえます。
これは、自分の演奏を撮影して客観的に聴くまで、私も気が付きませんでした。
そこで、『琴爪をハメて演奏した方がメロディが出ているように感じる理由』を考えてみました。
1つには、ベース音とメロディとの無意識の協調です。
最初の動画のように、親指の腹だけでベース音を鳴らすと、音が柔らかく優しくなります。で、そんな優しいベース音の中でメロディを弾くと、無意識の内にベース音に協調した優しいメロディを奏でてしまうようです。
これは、もちろん私の演奏技術の未熟さもあります。
本来は、どんなベース音であっても、メロディを際立たせるように演奏しなければならないので・・・。
もう1つ考えられるのは、アレンジの素晴らしさですね。
実は、『ソロ・ギターのしらべ』に付属しているCD音源を聴くと、明らかにメロディが一番大きな音で聴こえます。ベースもコードもかなり控えめに奏でられているんです。
ただ、低いベース音と高いメロディは、音程的な高低差がありますので、ベース音が多少大きくてもメロディの邪魔はしないような気がします。
特に、『ソロ・ギターのしらべ』に収録されている曲は、素晴らしいアレンジがなされていますので、『ベース音がハッキリ聴こえることでメロディがより強調される』のではないかと思うんです。
いずれにしろ、『琴爪』をハメた方が、ベースもメロディも思い切った演奏が出来るのは確かなようで。
『琴爪』をハメて演奏した動画の方が、全体的な音量は圧倒的に大きいですね。
何か、こう書いていると、『琴爪』がとても優れた新しいピックになり得るような感じがしますが・・・
実は、今回の動画を撮影する中で、『琴爪』の欠点も明らかになってきたんです。
その1つが『弾き難さ』です。
『音質の変化』を思い通りに操ることが出来れば、今までに無い革新的なピックということが確かに言えると思うのですが・・・それには、相当の慣れが必要になってきます。
私の動画では、まだまだその辺りが安定せず。静かなメロディの場所で硬いベース音になってしまったり、盛り上げたいところで弱いベース音になってしまったり・・・まだまだですね。
ただ、この『音質の変化』を自在に操れるようになれば、かなりイロイロな曲に対応していけるのではないかと思っていますので、まだまだ努力を続けてみたいと思います。
もう1つの欠点が『音の硬さ』です。
今回は『哀しみの恋人達』という、かなり哀愁のある静かな曲をチョイスしてみました。
『琴爪』によって奏でられる音は、お聞きのようにかなり『硬い音』になりますので。あまりにその特徴を出しすぎると、このような曲調には相応しくない音に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
この特徴的な硬い音は、かなり好き嫌いが分かれるかもしれないですね。
ですので。次は、もうちょっと迫力のある曲を使って『琴爪』の可能性を探っていきたいと思います。
『琴爪』を使った実験的な試みは、まだまだ続きますので・・・お楽しみに。
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右手の親指の爪が割れてしまうことにより、爪を伸ばすのを諦めた私が、苦肉の策で試してみることにした『琴爪』ですが。
先日、この『琴爪』を、ギターを弾くのに適した形にカスタマイズしたことをブログに書きました。
で、あれから、カスタマイズした『琴爪』を使って、少しずつ、ギターを弾く練習をしてきました。
まぁ、まだまだ、思うように弾けるようになったとは言えませんが。とりあえず、どんな音が出るかだけでもご紹介しようと思います。
私は当初、この『琴爪』を使って、ソロ・ギターの演奏をしたいと思っていました。
ソロ・ギターは、基本的に親指を使ってベース音を奏でます。その場合、サムピックを使ってももちろん良いのですが・・・
『ソロ・ギターのしらべ』の南澤氏は、自分の指と爪を使ってほとんどの曲を演奏しているようです。
『指の腹と爪を使って奏でる音』は、ソロ・ギターに適した音の1つであるのは確かだと思います。
私が、右手の親指の爪を伸ばすのを諦めて一番残念なのが、この『指の腹と爪を使って奏でる音』を出すことが出来ないことです。
『指の腹と爪を使って奏でる音』は、優しくもハリのあるとても良い音で、私も好きな音なんですが・・・。
で、何とか、自分の爪を使わずにこの音が出せないものかと考え、『琴爪』を使うことを思いついたという訳です。
そこで問題になるのが、当然『音』。そして、『弾き心地』ですね。
今日は、実際にソロ・ギターの曲を、カスタマイズした『琴爪』を使って演奏してみて、『音』と『弾き心地』について検証してみようと思います。
まずは、比較の為、ピックを何も使わない状態で演奏した動画を見てください。
曲は、ジェフ・ベックの演奏で有名な『哀しみの恋人達』の『ソロ・ギターのしらべ』バージョンです。
(※動画では前半部のみ演奏しています)
まぁ、演奏技術はともかく。音的には、ピックを使わず、さらに、爪も弦に当たっていない状態のベース音も良いですね。
『ボ~ン』と優しい音が出て、この曲にも合っている感じがします。
ちなみに、私は長年、ピックを使わずに右手の親指でピッキングをしてきましたので、親指の先が多少固くなっているようです。まぁ、『タコ』が出来ている感じですね。
ですから、タコが無い柔らかい状態の親指で弾いた場合よりも、若干は音にハリがあるようです。
それでは次に、カスタマイズした『琴爪』をハメて演奏した動画を見てみましょう。
(※演奏・撮影条件は『琴爪』をハメていること以外は全て最初の動画と同じです)
すみません、先に謝っておきます。
やはり、まだ『琴爪』をハメての演奏に慣れていないため、ミスが多く、音の強弱や音量が安定していませんね。何か、ガチャガチャした演奏になってしまっています。
とりあえず、「まだ不慣れなんだね」という温かい気持ちで見ていただけたら幸いです・・・。
さて、まず注目して頂きたいのが、前奏(ハーモニクスが入る部分)のベース音です。
前奏のベース音は、最初の動画のベース音も『琴爪』をハメて演奏したベース音も、音がほとんど同じですよね。
これが『琴爪』を使った音の大きな特徴の1つです。
つまり、『琴爪』をハメていても、弦に当てる親指の角度を調節することによって、『親指の腹だけを使って奏でる音』を出すことが出来るんです。
これを、既存のサムピックでやろうとするのは、かなり難しく。サムピックの形によっては、奏でるのが不可能な音です。
続いての特徴は、『音質を自在に変化させることが出来る』ことです。
メロディが演奏されている部分では、静かな部分や盛り上がる部分などによって、ベース音の音質を変えています。
これは、『親指の腹を使って出す音(柔らかい音)』と『琴爪を使って出す音(硬い音)』との混合比率を変えることによって『音質』を変えているんです。
つまり、親指の角度と弦に当てる強さによって、音量だけではなく音質を変えることも出来るという訳です。
この『音質を変える』テクニックは、自分の爪やつけ爪を使うことによって初めて可能となるテクニックで。既存の、私が知っている限りのピックでは、恐らく絶対に不可能なテクニックになります。
さらに、『ベース音とメロディ』の特徴を見ていきましょう。
今回の2つの動画を聞いていただいて、ソロ・ギターで非常に大切な『メロディ』がより聴こえてくるのは、どちらの演奏でしょうか?
私が聞く限りでは、『琴爪』をハメて演奏した方が、若干ではありますが『メロディがハッキリ出ている』ように聴こえます。
これは、自分の演奏を撮影して客観的に聴くまで、私も気が付きませんでした。
そこで、『琴爪をハメて演奏した方がメロディが出ているように感じる理由』を考えてみました。
1つには、ベース音とメロディとの無意識の協調です。
最初の動画のように、親指の腹だけでベース音を鳴らすと、音が柔らかく優しくなります。で、そんな優しいベース音の中でメロディを弾くと、無意識の内にベース音に協調した優しいメロディを奏でてしまうようです。
これは、もちろん私の演奏技術の未熟さもあります。
本来は、どんなベース音であっても、メロディを際立たせるように演奏しなければならないので・・・。
もう1つ考えられるのは、アレンジの素晴らしさですね。
実は、『ソロ・ギターのしらべ』に付属しているCD音源を聴くと、明らかにメロディが一番大きな音で聴こえます。ベースもコードもかなり控えめに奏でられているんです。
ただ、低いベース音と高いメロディは、音程的な高低差がありますので、ベース音が多少大きくてもメロディの邪魔はしないような気がします。
特に、『ソロ・ギターのしらべ』に収録されている曲は、素晴らしいアレンジがなされていますので、『ベース音がハッキリ聴こえることでメロディがより強調される』のではないかと思うんです。
いずれにしろ、『琴爪』をハメた方が、ベースもメロディも思い切った演奏が出来るのは確かなようで。
『琴爪』をハメて演奏した動画の方が、全体的な音量は圧倒的に大きいですね。
何か、こう書いていると、『琴爪』がとても優れた新しいピックになり得るような感じがしますが・・・
実は、今回の動画を撮影する中で、『琴爪』の欠点も明らかになってきたんです。
その1つが『弾き難さ』です。
『音質の変化』を思い通りに操ることが出来れば、今までに無い革新的なピックということが確かに言えると思うのですが・・・それには、相当の慣れが必要になってきます。
私の動画では、まだまだその辺りが安定せず。静かなメロディの場所で硬いベース音になってしまったり、盛り上げたいところで弱いベース音になってしまったり・・・まだまだですね。
ただ、この『音質の変化』を自在に操れるようになれば、かなりイロイロな曲に対応していけるのではないかと思っていますので、まだまだ努力を続けてみたいと思います。
もう1つの欠点が『音の硬さ』です。
今回は『哀しみの恋人達』という、かなり哀愁のある静かな曲をチョイスしてみました。
『琴爪』によって奏でられる音は、お聞きのようにかなり『硬い音』になりますので。あまりにその特徴を出しすぎると、このような曲調には相応しくない音に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
この特徴的な硬い音は、かなり好き嫌いが分かれるかもしれないですね。
ですので。次は、もうちょっと迫力のある曲を使って『琴爪』の可能性を探っていきたいと思います。
『琴爪』を使った実験的な試みは、まだまだ続きますので・・・お楽しみに。
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Posted by sinya at 22:34
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