2013年01月12日
BOSS AD5
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ブログ記事【アコギに使えるピックアップの種類】の中で書きましたが、私がアコギにピックアップを付ける時には、何種類かあるピックアップの内2種類のピックアップを組み合わせて付けてみよう!と決めました。
決めました、と言っても、実は決めたのは3年ほど前です。
それ以来、どんな組み合わせにしようか、何のギターに付けようか、イロイロと調べてズ~っと迷っておりました。
で、そんな最中、ある機材をヤフーオークションで見つけ、落札したんです。
『BOSS AD5 エレアコ用プロフェッサー』です。

この機械を簡単に説明すると、エレアコ用のプリアンプとエフェクターとダイレクトボックスが一つになった優れものです。と、簡単に言うと余計に分かり辛いですね。
要は、ピックアップが付いたアコギとこの機材が1台あれば、練習からライブからレコーディングまでイロイロな環境でお望みの音を作って演奏・録音が出来るという訳です。
ただ、プリアンプに関しては、始めからピックアップが付いているエレアコを買えば、ほとんどの機種にプリアンプが内蔵されています。
エフェクターに関しても、エレキギター用のエフェクターも使えますし。アコギのエフェクトは、ライブではPA(大きなミキサーとそれを操るエンジニア)に任せてしまうこともでき、実際にそうする人も多いと思います。
さらに、ダイレクトボックスについても、PAシステムのあるライブ会場には間違いなく装備されている機材で、私も1つ持っています。
と、いう訳で。プリアンプ・エフェクト・ダイレクトボックスの機能に関しては、『AD5』でなければダメということは全くありません。
では何故、私がこの機材を手に入れたかというと、もう一つ重要な機能があるからなんです。
それは『2種類のピックアップをミックスして出力することができる』機能です。
アコギに付けた2種類のピックアップを別々にインプットし、それぞれのボリューム調整ができます。それを、モノラル・ステレオどちらでも出力が可能なんです。
正に、私のように2種類のピックアップを組み合わせて付けてみよう!と決めた人には、もってこいの機材なんです。
それでは『BOSS AD5』の、役に立つ(私感)機能だけをご紹介します。
まずはインプット・アウトプット部です。

インプットは、ご覧のように(上の段左の2つのジャック)『PIEZO』と『MAGNETIC』の2種類のピックアップが繋げられるようになっています。
『エレアコのピックアップ』の記事を思い出してください。3種類あるピックアップの内の①と③のピックアップを繋ぐことを前提としているんです。
ただ、ここに他の種類のピックアップを繋いでも、それほど問題は無いのではないかと思いますが、どうなんでしょう。
アウトプット(下の段左の2つのジャック)は『R』と『L(MONO)』が見えますね。
エフェクトのコーラスを使ってステレオ効果を狙う場合や広いステージでは『R』『L』からステレオ出力すると良いでしょう。また、レコーディングでステレオ効果を狙ってもいいですね。まぁ、練習や狭いライブハウスなどでは『MONO』でも十分だと思います。
ステレオ・モノどちらの出力も、インプットから入る2種類のピックアップの信号を本体内でミックスして出力することになります。
これが、他の機材ではなかなか無い機能なんですね。
アウトプットはパネル(上面)にも『L-OUTPUTO-R』が付いています。

いわゆる『キャノンジャック』といわれるもので、ノイズに強いシールド(ギターとアンプなどの機材を繋ぐ線)を使うことも出来ます。
シールドは長くなればなるほどノイズを拾ってしまいます。自宅や狭いスタジオなら標準ジャックのシールド(10m以下位)でも大丈夫ですが、ライブハウスなどではそうもいきませんね。非常に長いシールドを使いますので、その分ノイズに強いキャノンジャックの付いたシールドを使う訳です。
AD5は、ダイレクトボックスといって、エレアコからの信号をこのキャノンジャックの付いたシールドへ送ることができるように変換する機械の役割もしてくれる訳です。
ですから、ライブの時に、PAから来ているシールドを直接このアウトプットに繋げてもらえば、ノイズが無くキレイな音をスピーカーから出すことができる訳です。
次はパネル部分です。
結構たくさんのスイッチやツマミが付いていますが、この中で使う(使える)ものは限られます。
まずは、何は無くとも『INPUT LEVEL』。

2種類のピックアップのそれぞれのボリュームの調節ができます。これにより、ピックアップの特長を考え音を聴きながら全体のバランスを決めていくことができるんです。
『エレアコのピックアップ』の記事で書いた通り、ピックアップにはそれぞれ短所と長所がありますので。組み合わせる場合は当然、それぞれの短所を補って長所を生かしていきたい訳です。ですがもし、組み合わるピックアップの個々のレベル調整を失敗すれば、それぞれの短所ばかりが目立ってしまう可能性もある訳ですね。
という訳で。私のような使い方をする場合は、この『INPUT LEVEL』こそ、AD5の最も大切で重要な機能となり、ここで全てが決まると言っても過言ではないかもしれません。
その他の機能は、プラスアルファで、便利な機能と考えても良いかもしれませんね。
その中で、なかなか便利な機能『CHORUS』と『REVERB』です。

BOSSだけあって『REVERB(リバーブ)』は使えると思います。ライブの時にはリバーブをPAに頼むとしても、スタジオ練習や自宅レコーディングの時には重宝するかもしれません。
『CHORUS(コーラス)』は、ステレオコーラスです。アコギではあまり使わないエフェクトですので、特別な効果を狙う時意外は必要ないかもしれません。
まあまあ便利な機能『PREAMP』。

『PREAMP(プリアンプ)』部には『PRESENCE(超高音域)』を含む4バンドイコライザーが付いています。
アコギの音を出力する場合、自宅やスタジオではアンプかミキサー(+スピーカー)、ライブではPA(+モニター・スピーカー)を使う場合が多いと思いますが。いずれの場合も、主な音質は出る方で調節できることになります。ですから、AD5のイコライザーは、ここでがっちり音を作るというより、手元で(補助的に)調節したい時に使うという考え方がよいかと思います。
便利らしい機能『ANTI-FEEDBACK』。

らしい、というのは、使ったことが無いからなんですが。調べてみると、ライブでガッと音量を上げたい時には便利のようです。
アコギのように、ボディーが大きな空洞になっているギターの最大の敵は『ライブ時のハウリング(フィードバック)』です。そのハウリングを『ANTI-FEEDBACK』でかなり緩和できるとなると、いざとなった時に頼もしいと思います。
マニュアルによると、ハウリングが起こった時は『DEPTH』ツマミを右に回し切った状態で『FREQ』ツマミを調節してハウリングを軽減、さらに『DEPTH』ツマミを今度は左に回してハウリングが発生する手前で止める。らしいです。少し手順がややこしいですが、ハウリングが出てしまうよりは断然良いですね。
さてその他にもAD5には機能・ツマミがありますが、あまり役に立たない(私感です)ので説明を割愛します。
私はこの機材、3年ほど前にヤフーのオークションで見つけたのですが、その時点で既に生産が中止されていました。で、噂で「AD5は名機だ」というのを聞きつけ、探してみた訳です。
善良な出品者様のお陰で、非常に程度の良いものを安く手に入れることが出来ました。
ただ、確かに名機ではあると思います。が、今でも1万5千円ほど(定価は3万5千円)で比較的簡単に手に入れることが出来ます。その理由は、ずば抜けた名機ではないことと、今現在は、同じような機能をもつ機材がいくつか発売されているからだと思います。
まぁそれでも、私はBOSSが好きですので、AD5は壊れるまでトコトン使うつもりでおります。
また、この機材で何と何のピックアップを組み合わせるかは、別の記事で。そして、私がエレアコで音を作っていく過程を徐々にアップしていきたいと思います。
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ブログ記事【アコギに使えるピックアップの種類】の中で書きましたが、私がアコギにピックアップを付ける時には、何種類かあるピックアップの内2種類のピックアップを組み合わせて付けてみよう!と決めました。
決めました、と言っても、実は決めたのは3年ほど前です。
それ以来、どんな組み合わせにしようか、何のギターに付けようか、イロイロと調べてズ~っと迷っておりました。
で、そんな最中、ある機材をヤフーオークションで見つけ、落札したんです。
『BOSS AD5 エレアコ用プロフェッサー』です。

この機械を簡単に説明すると、エレアコ用のプリアンプとエフェクターとダイレクトボックスが一つになった優れものです。と、簡単に言うと余計に分かり辛いですね。
要は、ピックアップが付いたアコギとこの機材が1台あれば、練習からライブからレコーディングまでイロイロな環境でお望みの音を作って演奏・録音が出来るという訳です。
ただ、プリアンプに関しては、始めからピックアップが付いているエレアコを買えば、ほとんどの機種にプリアンプが内蔵されています。
エフェクターに関しても、エレキギター用のエフェクターも使えますし。アコギのエフェクトは、ライブではPA(大きなミキサーとそれを操るエンジニア)に任せてしまうこともでき、実際にそうする人も多いと思います。
さらに、ダイレクトボックスについても、PAシステムのあるライブ会場には間違いなく装備されている機材で、私も1つ持っています。
と、いう訳で。プリアンプ・エフェクト・ダイレクトボックスの機能に関しては、『AD5』でなければダメということは全くありません。
では何故、私がこの機材を手に入れたかというと、もう一つ重要な機能があるからなんです。
それは『2種類のピックアップをミックスして出力することができる』機能です。
アコギに付けた2種類のピックアップを別々にインプットし、それぞれのボリューム調整ができます。それを、モノラル・ステレオどちらでも出力が可能なんです。
正に、私のように2種類のピックアップを組み合わせて付けてみよう!と決めた人には、もってこいの機材なんです。
それでは『BOSS AD5』の、役に立つ(私感)機能だけをご紹介します。
まずはインプット・アウトプット部です。

インプットは、ご覧のように(上の段左の2つのジャック)『PIEZO』と『MAGNETIC』の2種類のピックアップが繋げられるようになっています。
『エレアコのピックアップ』の記事を思い出してください。3種類あるピックアップの内の①と③のピックアップを繋ぐことを前提としているんです。
ただ、ここに他の種類のピックアップを繋いでも、それほど問題は無いのではないかと思いますが、どうなんでしょう。
アウトプット(下の段左の2つのジャック)は『R』と『L(MONO)』が見えますね。
エフェクトのコーラスを使ってステレオ効果を狙う場合や広いステージでは『R』『L』からステレオ出力すると良いでしょう。また、レコーディングでステレオ効果を狙ってもいいですね。まぁ、練習や狭いライブハウスなどでは『MONO』でも十分だと思います。
ステレオ・モノどちらの出力も、インプットから入る2種類のピックアップの信号を本体内でミックスして出力することになります。
これが、他の機材ではなかなか無い機能なんですね。
アウトプットはパネル(上面)にも『L-OUTPUTO-R』が付いています。

いわゆる『キャノンジャック』といわれるもので、ノイズに強いシールド(ギターとアンプなどの機材を繋ぐ線)を使うことも出来ます。
シールドは長くなればなるほどノイズを拾ってしまいます。自宅や狭いスタジオなら標準ジャックのシールド(10m以下位)でも大丈夫ですが、ライブハウスなどではそうもいきませんね。非常に長いシールドを使いますので、その分ノイズに強いキャノンジャックの付いたシールドを使う訳です。
AD5は、ダイレクトボックスといって、エレアコからの信号をこのキャノンジャックの付いたシールドへ送ることができるように変換する機械の役割もしてくれる訳です。
ですから、ライブの時に、PAから来ているシールドを直接このアウトプットに繋げてもらえば、ノイズが無くキレイな音をスピーカーから出すことができる訳です。
次はパネル部分です。
結構たくさんのスイッチやツマミが付いていますが、この中で使う(使える)ものは限られます。
まずは、何は無くとも『INPUT LEVEL』。

2種類のピックアップのそれぞれのボリュームの調節ができます。これにより、ピックアップの特長を考え音を聴きながら全体のバランスを決めていくことができるんです。
『エレアコのピックアップ』の記事で書いた通り、ピックアップにはそれぞれ短所と長所がありますので。組み合わせる場合は当然、それぞれの短所を補って長所を生かしていきたい訳です。ですがもし、組み合わるピックアップの個々のレベル調整を失敗すれば、それぞれの短所ばかりが目立ってしまう可能性もある訳ですね。
という訳で。私のような使い方をする場合は、この『INPUT LEVEL』こそ、AD5の最も大切で重要な機能となり、ここで全てが決まると言っても過言ではないかもしれません。
その他の機能は、プラスアルファで、便利な機能と考えても良いかもしれませんね。
その中で、なかなか便利な機能『CHORUS』と『REVERB』です。

BOSSだけあって『REVERB(リバーブ)』は使えると思います。ライブの時にはリバーブをPAに頼むとしても、スタジオ練習や自宅レコーディングの時には重宝するかもしれません。
『CHORUS(コーラス)』は、ステレオコーラスです。アコギではあまり使わないエフェクトですので、特別な効果を狙う時意外は必要ないかもしれません。
まあまあ便利な機能『PREAMP』。

『PREAMP(プリアンプ)』部には『PRESENCE(超高音域)』を含む4バンドイコライザーが付いています。
アコギの音を出力する場合、自宅やスタジオではアンプかミキサー(+スピーカー)、ライブではPA(+モニター・スピーカー)を使う場合が多いと思いますが。いずれの場合も、主な音質は出る方で調節できることになります。ですから、AD5のイコライザーは、ここでがっちり音を作るというより、手元で(補助的に)調節したい時に使うという考え方がよいかと思います。
便利らしい機能『ANTI-FEEDBACK』。

らしい、というのは、使ったことが無いからなんですが。調べてみると、ライブでガッと音量を上げたい時には便利のようです。
アコギのように、ボディーが大きな空洞になっているギターの最大の敵は『ライブ時のハウリング(フィードバック)』です。そのハウリングを『ANTI-FEEDBACK』でかなり緩和できるとなると、いざとなった時に頼もしいと思います。
マニュアルによると、ハウリングが起こった時は『DEPTH』ツマミを右に回し切った状態で『FREQ』ツマミを調節してハウリングを軽減、さらに『DEPTH』ツマミを今度は左に回してハウリングが発生する手前で止める。らしいです。少し手順がややこしいですが、ハウリングが出てしまうよりは断然良いですね。
さてその他にもAD5には機能・ツマミがありますが、あまり役に立たない(私感です)ので説明を割愛します。
私はこの機材、3年ほど前にヤフーのオークションで見つけたのですが、その時点で既に生産が中止されていました。で、噂で「AD5は名機だ」というのを聞きつけ、探してみた訳です。
善良な出品者様のお陰で、非常に程度の良いものを安く手に入れることが出来ました。
ただ、確かに名機ではあると思います。が、今でも1万5千円ほど(定価は3万5千円)で比較的簡単に手に入れることが出来ます。その理由は、ずば抜けた名機ではないことと、今現在は、同じような機能をもつ機材がいくつか発売されているからだと思います。
まぁそれでも、私はBOSSが好きですので、AD5は壊れるまでトコトン使うつもりでおります。
また、この機材で何と何のピックアップを組み合わせるかは、別の記事で。そして、私がエレアコで音を作っていく過程を徐々にアップしていきたいと思います。
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Posted by sinya at 22:18
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