2013年07月08日
クロマチック・トレーニングは有効か?
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昨日、私が専門学校に通っていた当時、最も時間を割いたトレーニングの1つとして『クロマチックを使ったトレーニング』をご紹介しました。
関連記事【クロマチック・トレーニング】
この『クロマチックを使ったトレーニング』は、ギター、特にエレキギターの『運指』と『ピッキング』のトレーニングとして、あるいは、その『運指』と『ピッキング』のコンビネーションのトレーニングとして、とても有効性が高いことから、教則本などで昔から紹介されているトレーニングだと思います。
私は、このトレーニング方法を、専門学校に入ってから知ったのですが。入学直後に講師の先生から教わり、さらに、夏休みの課題として出されたぐらい、繰り返しこの方法でトレーニングするように言われました。
その頃から真面目だった私は、先生から言われたとおりに、たくさんこの方法でトレーニングをしたんです。
確かに、この『クロマチックスケールを使ったトレーニング』は、『運指』と『ピッキング』を習得するには、かなりの効果があると思います。それは間違えありません。
このトレーニングを、たくさんたくさんやれば、『運指』も『ピッキング』もかなりスムーズになり、そのコンビネーションもとても良くなると思います。
ただし、ギターを弾く目的って『運指とピッキングをスムーズにする』ことではないですよね?
もちろん、『運指とピッキングをスムーズにする』ことは、ギターにとってとても大切で欠かせない要素です。なので、そのことに関してのトレーニングは、絶対に行わなければなりません。
でも『運指とピッキングをスムーズにする』だけでは、絶対にギターを弾く目的は達成できません。
なぜなら、私としては、ギターを弾く目的は『楽曲を演奏する』ことだと思うからです。皆さんは、いかがでしょうか?
昨日の記事にも書きましたが、『クロマチックを使ったトレーニング』は、かなり機械的なトレーニングです。お世辞にも、音楽的なメロディが奏でられる訳ではありません。ある意味、楽曲を演奏する上では『運指』と『ピッキング』に関してしか役に立たないトレーニングであると言えます。
なのに、ある程度の成果が出るまでパターンを練習するには、かなりの時間が掛かってしまいます。
当教室の生徒さんの中には、お仕事が忙しくて、ギターを弾きたくてもなかなかその時間が取れない方もいらっしゃいます。
そう考えると、『クロマチックを使ったトレーニング』は、ギターを弾く全ての人にとって有効なトレーニングではないような気がするんです。
逆に、ある程度時間があって、かなり上のレベルを目指しているギターリストにとって『クロマチックを使ったトレーニング』は、非常に有効なトレーニングであるといえると思います。
それは、プロやセミプロレベルのスポーツ選手が、筋トレに時間を割くのに似ています。
それじゃあ、時間が無くて趣味でギターを練習している人は、『運指』と『ピッキング』に関してのトレーニングをしなくて良いのか?ということになりますが、決してそんなことはありません。
先ほども書いたとおり、『運指とピッキングをスムーズにする』ことは、アコースティックギターにとってもエレキギターにとっても、非常に大切で欠かすことの出来ない要素です。
ですので、時間が無い方、趣味でギターを練習している方にとって、非常に有効だと思われるトレーニングをご紹介します。
要は、1つのトレーニングで、運指もピッキングも楽曲の練習も出来ればよい訳です。しかも、理論的な理解を助ける要素が加わるとすれば、こんなに効果的で効率が良いトレーニングはない訳ですが・・・果たしてそんなトレーニング方法はあるのでしょうか?
私が以前から、このブログで『大切です!』と書いてきました『Cメジャースケールを使ったトレーニング』は、その条件にピッタリとハマッていると思います。
Cメジャースケールの大切さは、改めてここでは説明しませんが。このスケールには、全音と半音が不規則に入り混じっています。各弦で弾く音の数も不規則なので、しっかりオルタネイトピッキングするのは、かなり難しいですね。ポジションもさまざまに考えられ、C以外のキイでの練習も取り入れれば、さらに難易度を上げることが出来ます。
自分のレベルや練習時間に合わせて、イロイロなCメジャースケールを練習すれば良い訳です。
このトレーニングの最大の利点は、実践で即使えること。そして、理論的な理解を助ける要素がたくさん詰まっていることです。
私は、この『Cメジャースケールを使ったトレーニング』以上に効率的で、誰にとっても有効なトレーニングは、他に無いと思っています。
恐らく、時間的に余裕があり、さらに上を目指すギターリストの方は、Cメジャースケールや他のスケールの練習もしつつ、クロマチックを使ったトレーニングも行っていると思います。
ただ、時間的にそれほど余裕が無く、趣味としてのギターを練習している方に、もし「トレーニングは何をしたらよいか?」と聞かれたら、私は迷わず「とにかく、Cメジャースケールを出来るだけ多く弾いて下さい」とお伝えします。というか、実際にそうアドバイスしています。
ギターは、時間が無くても、趣味で弾いていても、スゴク楽しめる楽器です。ただ、限られた時間や労力の中で、なるべく効率的に実技も理論も身に付けるには、ある程度、理に適ったトレーニングが必要だと思います。
誰でも、ギターを楽しみ弾き続けることが出来るように、私の勝手な解釈ですが、参考になれば幸いです。
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昨日、私が専門学校に通っていた当時、最も時間を割いたトレーニングの1つとして『クロマチックを使ったトレーニング』をご紹介しました。
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この『クロマチックを使ったトレーニング』は、ギター、特にエレキギターの『運指』と『ピッキング』のトレーニングとして、あるいは、その『運指』と『ピッキング』のコンビネーションのトレーニングとして、とても有効性が高いことから、教則本などで昔から紹介されているトレーニングだと思います。
私は、このトレーニング方法を、専門学校に入ってから知ったのですが。入学直後に講師の先生から教わり、さらに、夏休みの課題として出されたぐらい、繰り返しこの方法でトレーニングするように言われました。
その頃から真面目だった私は、先生から言われたとおりに、たくさんこの方法でトレーニングをしたんです。
確かに、この『クロマチックスケールを使ったトレーニング』は、『運指』と『ピッキング』を習得するには、かなりの効果があると思います。それは間違えありません。
このトレーニングを、たくさんたくさんやれば、『運指』も『ピッキング』もかなりスムーズになり、そのコンビネーションもとても良くなると思います。
ただし、ギターを弾く目的って『運指とピッキングをスムーズにする』ことではないですよね?
もちろん、『運指とピッキングをスムーズにする』ことは、ギターにとってとても大切で欠かせない要素です。なので、そのことに関してのトレーニングは、絶対に行わなければなりません。
でも『運指とピッキングをスムーズにする』だけでは、絶対にギターを弾く目的は達成できません。
なぜなら、私としては、ギターを弾く目的は『楽曲を演奏する』ことだと思うからです。皆さんは、いかがでしょうか?
昨日の記事にも書きましたが、『クロマチックを使ったトレーニング』は、かなり機械的なトレーニングです。お世辞にも、音楽的なメロディが奏でられる訳ではありません。ある意味、楽曲を演奏する上では『運指』と『ピッキング』に関してしか役に立たないトレーニングであると言えます。
なのに、ある程度の成果が出るまでパターンを練習するには、かなりの時間が掛かってしまいます。
当教室の生徒さんの中には、お仕事が忙しくて、ギターを弾きたくてもなかなかその時間が取れない方もいらっしゃいます。
そう考えると、『クロマチックを使ったトレーニング』は、ギターを弾く全ての人にとって有効なトレーニングではないような気がするんです。
逆に、ある程度時間があって、かなり上のレベルを目指しているギターリストにとって『クロマチックを使ったトレーニング』は、非常に有効なトレーニングであるといえると思います。
それは、プロやセミプロレベルのスポーツ選手が、筋トレに時間を割くのに似ています。
それじゃあ、時間が無くて趣味でギターを練習している人は、『運指』と『ピッキング』に関してのトレーニングをしなくて良いのか?ということになりますが、決してそんなことはありません。
先ほども書いたとおり、『運指とピッキングをスムーズにする』ことは、アコースティックギターにとってもエレキギターにとっても、非常に大切で欠かすことの出来ない要素です。
ですので、時間が無い方、趣味でギターを練習している方にとって、非常に有効だと思われるトレーニングをご紹介します。
要は、1つのトレーニングで、運指もピッキングも楽曲の練習も出来ればよい訳です。しかも、理論的な理解を助ける要素が加わるとすれば、こんなに効果的で効率が良いトレーニングはない訳ですが・・・果たしてそんなトレーニング方法はあるのでしょうか?
私が以前から、このブログで『大切です!』と書いてきました『Cメジャースケールを使ったトレーニング』は、その条件にピッタリとハマッていると思います。
Cメジャースケールの大切さは、改めてここでは説明しませんが。このスケールには、全音と半音が不規則に入り混じっています。各弦で弾く音の数も不規則なので、しっかりオルタネイトピッキングするのは、かなり難しいですね。ポジションもさまざまに考えられ、C以外のキイでの練習も取り入れれば、さらに難易度を上げることが出来ます。
自分のレベルや練習時間に合わせて、イロイロなCメジャースケールを練習すれば良い訳です。
このトレーニングの最大の利点は、実践で即使えること。そして、理論的な理解を助ける要素がたくさん詰まっていることです。
私は、この『Cメジャースケールを使ったトレーニング』以上に効率的で、誰にとっても有効なトレーニングは、他に無いと思っています。
恐らく、時間的に余裕があり、さらに上を目指すギターリストの方は、Cメジャースケールや他のスケールの練習もしつつ、クロマチックを使ったトレーニングも行っていると思います。
ただ、時間的にそれほど余裕が無く、趣味としてのギターを練習している方に、もし「トレーニングは何をしたらよいか?」と聞かれたら、私は迷わず「とにかく、Cメジャースケールを出来るだけ多く弾いて下さい」とお伝えします。というか、実際にそうアドバイスしています。
ギターは、時間が無くても、趣味で弾いていても、スゴク楽しめる楽器です。ただ、限られた時間や労力の中で、なるべく効率的に実技も理論も身に付けるには、ある程度、理に適ったトレーニングが必要だと思います。
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Posted by sinya at 23:55
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