2013年05月17日
YAMAHA GL1『ギタレレ』
⇒【sinyaが開発!弾く脳トレ!よなおしギター】
ギターという楽器、特にアコースティック・ギターは、野外が似合います。
山や野原や川原や海や公園や車の中や・・・どんなところでも手軽に演奏できて、みんなでワイワイと同じ音楽を共有することが出来る楽器です。こんな楽器、他にはありませんね。
アコギが似合う野外のシチュエーションの中でも、ダントツにハマるのが、何といってもキャンプです。
当教室にも、アウトドアが好きで、キャンプをする時、火を囲みながらギターを演奏したくてギターを習いに来ている生徒さんがいらっしゃいます。しかも、1人だけではありません。
私もキャンプが大好きですから、その気持ち、非常によく分かります。
それでも、やはりキャンプなど、野外活動にアコースティックギターを持っていくのが難しい時もありますね。
まず、アコギは大きいですから。ある程度荷物の制限が必要なキャンプでは、絶対に必要な生活必需品が最優先となりますので、場合によってはギターを持ち込むことが出来ない場合もあります。
さらに、野外にギターを持って行けば、ギター本体がダメージを受けるのを覚悟しなければなりません。普段使っている愛用のギターは、さすがに野外に持ち出す勇気はありませんね。
そこで重宝するのが、『ミニギター』です。
各社、文字通りフルスケールのアコギをそのまま小さくした形のものが主流だと思いますが。変わったところでは、マーチン『バックパッカー』なんて良いですね。名前からも分るとおり、旅のお供として生まれたギターです。
この値段なら、マーチンといえど、まぁ、多少傷が付いても気にならないでしょうし。何といっても、その形状が持ち運びにピッタリ!これが、背中のリュックサックの横に引っ掛けてあったら、かなりカッコイイですよね。
このボディだと、音の鳴りは犠牲になっているでしょうが、アウトドアでそこまで音にこだわることもありませんし。音よりも持ち運びを優先する辺り、潔くて良いです。
ただ、座って弾くには少し弾き難そうですが・・・。
実は私も、約20年ほど前、沖縄旅行をした時に、旅先でギターが弾けるようにとミニギターを購入しました。
YAMAHA GL1 通称『ギタレレ』です。
ウクレレのような風貌なのに、一応ギターと同じ構造なので、ギタレレです。ダジャレです。
大きさは、弦長で433mm。ボディは、本当にウクレレサイズです。
アコギの中でも非常に小振りな『HYG-038』と比べても、親子ほどの差があります。
弦は6本。クラシックギター用のナイロン弦を使用します。
チューニングは、6弦から『ラ・レ・ソ・ド・ミ・ラ』となっていて、フルサイズのギターのチューニングを全体的に4度高くした状態です。普通のアコギの5フレットにカポを付けたのと同じ状態といった方が分りやすいでしょうか。
ですから、スケールやコードなどは、全て普通のギターと同じように演奏できるのですが。例えば、弾き語り用の楽譜を見てそのまま演奏すると、キイが完全4度上がってしまうので注意が必要です。
ここが『ギタレレ』の1つの欠点だと思います。
楽譜を見ながらの弾き語り用の楽器としては、そのチューニングの高さから、不向きだと言えます。
もちろん、楽譜を見て直ぐに転調できればよいのですが。それもまた大変な話で、その時点で、最も大切な『手軽さ』が失われてしまいますね。
私が、この『ギタレレ』を、なせ沖縄旅行に持参したかといいますと。その頃、ギターでクラシックの曲を演奏するのが自分の中で流行っていまして。毎日毎日練習していました。なので、旅行とはいえ、何日もギターを弾かないことが我慢できなかったので、せめて『ギタレレ』を使って旅先で練習をしようと思ったんです。
ただし、これが大失敗だった・・・。
『ギタレレ』は、弦長が非常に短いんです。ということは、フレットの幅が非常に狭いということです。普段、フルサイズのアコギで練習していることを、この小さなサイズのギターで演奏することは、非常に困難でした。
それでも、練習しないと気が済まなかったので、沖縄のホテルで夜な夜な練習していたんです。演奏することが困難なギターではありましたが、それでも、慣れると少しは曲になってきます。まぁ、練習したいという欲求と、旅先の暇な夜の時間を満たすことが出来たので、それはそれで良かったのですが・・・問題は、自宅に帰ってからでした。
ある程度『ギタレレ』に慣れてしまったので、今度は、フルサイズのギターを弾くのが非常に困難になってしまっていたんです。
これは、かなりショックでした。このことがキッカケで、クラシックの曲を演奏するマイブームは、終りを告げてしまったんです。
これなら、ワザワザ旅行に『ギタレレ』を持参しない方が良かったと思います。逆に、旅行の期間、全くギターを弾かない方が、自宅に帰ってからの練習がスムーズだったと思います。
以上のことから、『ギタレレ』に関する注意点です。
1つ目、弾き語りには適していません。
2つ目、『ギタレレ』で、真剣にギターの練習をしては絶対にダメです。
じゃあ、どんな使い方が良いかといいますと・・・
今、私の『ギタレレ』は、子供のオモチャになっています。当然、子供は適当にジャラジャラ鳴らすだけで、とても情操教育とはいきません。ただ、時々子供にせがまれると『ギタレレ』で童謡を演奏したりしています。
その程度の使い方が、このギターには一番合っていると思います。
あっ、ただし。そんな『ギタレレ』にも、良いところはあります。
それは、値段の割りに、造りがしっかりしていて、音が良いことです。
ですから、童謡もある程度は良い音で子供に聞かせることが可能です。
という訳で、ミニギターを演奏したい方には絶対にこちらの方がお勧めです!
私が開発した『よなおしギター』です。詳細はこちらまで↓
☆厳選!ギターを始めたばかりの方にお勧めの記事3つ!
厳選1 メロディ演奏にもコード伴奏にも密接な関連があるCメジャースケール。ギターを初めて触った時から上級者になるまでの練習の必須項目!
【Cメジャースケールを練習しよう!~ギターにおけるCメジャースケールの重要性~】
厳選2 ギターで最初に練習するべき曲は教則本には載っていない場合が多いんです!最初にどんな曲を弾くべきか?またその判別方法は?
【ギターで最初に挑戦する曲は?~キィの判別と教則本の落とし穴~】
厳選3 sinyaが猛烈プッシュするギターの新しい練習方法!いずれは、この練習がギターリストにとっての当たり前になると本気で思っています。ギターの全てが詰まった画期的な練習です!
【ギターリストの新しい練習方法~二胡譜の活用~】
【初心者・独学ギターリストの強い味方】とにかくギターを弾きたいという方へおすすめの教材です!
ギターという楽器、特にアコースティック・ギターは、野外が似合います。
山や野原や川原や海や公園や車の中や・・・どんなところでも手軽に演奏できて、みんなでワイワイと同じ音楽を共有することが出来る楽器です。こんな楽器、他にはありませんね。
アコギが似合う野外のシチュエーションの中でも、ダントツにハマるのが、何といってもキャンプです。
当教室にも、アウトドアが好きで、キャンプをする時、火を囲みながらギターを演奏したくてギターを習いに来ている生徒さんがいらっしゃいます。しかも、1人だけではありません。
私もキャンプが大好きですから、その気持ち、非常によく分かります。
それでも、やはりキャンプなど、野外活動にアコースティックギターを持っていくのが難しい時もありますね。
まず、アコギは大きいですから。ある程度荷物の制限が必要なキャンプでは、絶対に必要な生活必需品が最優先となりますので、場合によってはギターを持ち込むことが出来ない場合もあります。
さらに、野外にギターを持って行けば、ギター本体がダメージを受けるのを覚悟しなければなりません。普段使っている愛用のギターは、さすがに野外に持ち出す勇気はありませんね。
そこで重宝するのが、『ミニギター』です。
各社、文字通りフルスケールのアコギをそのまま小さくした形のものが主流だと思いますが。変わったところでは、マーチン『バックパッカー』なんて良いですね。名前からも分るとおり、旅のお供として生まれたギターです。
この値段なら、マーチンといえど、まぁ、多少傷が付いても気にならないでしょうし。何といっても、その形状が持ち運びにピッタリ!これが、背中のリュックサックの横に引っ掛けてあったら、かなりカッコイイですよね。
このボディだと、音の鳴りは犠牲になっているでしょうが、アウトドアでそこまで音にこだわることもありませんし。音よりも持ち運びを優先する辺り、潔くて良いです。
ただ、座って弾くには少し弾き難そうですが・・・。
実は私も、約20年ほど前、沖縄旅行をした時に、旅先でギターが弾けるようにとミニギターを購入しました。
YAMAHA GL1 通称『ギタレレ』です。
ウクレレのような風貌なのに、一応ギターと同じ構造なので、ギタレレです。ダジャレです。
大きさは、弦長で433mm。ボディは、本当にウクレレサイズです。
アコギの中でも非常に小振りな『HYG-038』と比べても、親子ほどの差があります。
弦は6本。クラシックギター用のナイロン弦を使用します。
チューニングは、6弦から『ラ・レ・ソ・ド・ミ・ラ』となっていて、フルサイズのギターのチューニングを全体的に4度高くした状態です。普通のアコギの5フレットにカポを付けたのと同じ状態といった方が分りやすいでしょうか。
ですから、スケールやコードなどは、全て普通のギターと同じように演奏できるのですが。例えば、弾き語り用の楽譜を見てそのまま演奏すると、キイが完全4度上がってしまうので注意が必要です。
ここが『ギタレレ』の1つの欠点だと思います。
楽譜を見ながらの弾き語り用の楽器としては、そのチューニングの高さから、不向きだと言えます。
もちろん、楽譜を見て直ぐに転調できればよいのですが。それもまた大変な話で、その時点で、最も大切な『手軽さ』が失われてしまいますね。
私が、この『ギタレレ』を、なせ沖縄旅行に持参したかといいますと。その頃、ギターでクラシックの曲を演奏するのが自分の中で流行っていまして。毎日毎日練習していました。なので、旅行とはいえ、何日もギターを弾かないことが我慢できなかったので、せめて『ギタレレ』を使って旅先で練習をしようと思ったんです。
ただし、これが大失敗だった・・・。
『ギタレレ』は、弦長が非常に短いんです。ということは、フレットの幅が非常に狭いということです。普段、フルサイズのアコギで練習していることを、この小さなサイズのギターで演奏することは、非常に困難でした。
それでも、練習しないと気が済まなかったので、沖縄のホテルで夜な夜な練習していたんです。演奏することが困難なギターではありましたが、それでも、慣れると少しは曲になってきます。まぁ、練習したいという欲求と、旅先の暇な夜の時間を満たすことが出来たので、それはそれで良かったのですが・・・問題は、自宅に帰ってからでした。
ある程度『ギタレレ』に慣れてしまったので、今度は、フルサイズのギターを弾くのが非常に困難になってしまっていたんです。
これは、かなりショックでした。このことがキッカケで、クラシックの曲を演奏するマイブームは、終りを告げてしまったんです。
これなら、ワザワザ旅行に『ギタレレ』を持参しない方が良かったと思います。逆に、旅行の期間、全くギターを弾かない方が、自宅に帰ってからの練習がスムーズだったと思います。
以上のことから、『ギタレレ』に関する注意点です。
1つ目、弾き語りには適していません。
2つ目、『ギタレレ』で、真剣にギターの練習をしては絶対にダメです。
じゃあ、どんな使い方が良いかといいますと・・・
今、私の『ギタレレ』は、子供のオモチャになっています。当然、子供は適当にジャラジャラ鳴らすだけで、とても情操教育とはいきません。ただ、時々子供にせがまれると『ギタレレ』で童謡を演奏したりしています。
その程度の使い方が、このギターには一番合っていると思います。
あっ、ただし。そんな『ギタレレ』にも、良いところはあります。
それは、値段の割りに、造りがしっかりしていて、音が良いことです。
ですから、童謡もある程度は良い音で子供に聞かせることが可能です。
という訳で、ミニギターを演奏したい方には絶対にこちらの方がお勧めです!
私が開発した『よなおしギター』です。詳細はこちらまで↓
☆厳選!ギターを始めたばかりの方にお勧めの記事3つ!
厳選1 メロディ演奏にもコード伴奏にも密接な関連があるCメジャースケール。ギターを初めて触った時から上級者になるまでの練習の必須項目!
【Cメジャースケールを練習しよう!~ギターにおけるCメジャースケールの重要性~】
厳選2 ギターで最初に練習するべき曲は教則本には載っていない場合が多いんです!最初にどんな曲を弾くべきか?またその判別方法は?
【ギターで最初に挑戦する曲は?~キィの判別と教則本の落とし穴~】
厳選3 sinyaが猛烈プッシュするギターの新しい練習方法!いずれは、この練習がギターリストにとっての当たり前になると本気で思っています。ギターの全てが詰まった画期的な練習です!
【ギターリストの新しい練習方法~二胡譜の活用~】
【初心者・独学ギターリストの強い味方】とにかくギターを弾きたいという方へおすすめの教材です!
Posted by sinya at 23:50
│機材