2013年10月06日
ギターレッスンのテキスト~テキストの有効な使い方~
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当教室のテキストは、B5版で作っています。
これは、以前にも説明したように、『ご自宅でも気軽に読み返せるように』というのが大きな理由ですが。このサイズだと、多くのギターケースのポケットに入れることが可能というのも、あとから分かった利点です。
たぶん、A4版で作ると、ギターケースに入らず別に持ち歩かなければならなくなり、不便ですよね。
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『ご自宅でも気軽に読み返せるように』『持ち運びが楽なように』。なるべく生徒さんたちに負担がかからないような仕様になっていると思います。
で、入会していただいた方には、安物ではありますが、B5版の『ルーズリーフ・バインダー』を差し上げています。
ほぼ毎回のように増えていくテキストを、各自で楽しみながらファイルして頂けたらイイナ~と思っています。
ルーズリーフ用紙には、本当にさまざまな種類のものが発売されていますね。
罫線が入ったものを始め、無地や方眼罫や、それから楽譜を入れるのに非常に便利なクリアーポケット、作曲やアレンジには欠かせない五線譜など。イロイロな種類を揃えるだけでも楽しくなってしまいます。
当教室には、それらのルーズリーフ用紙もご用意していますので、例えば「メモをとりたい!」「譜面をファイルしたい!」などのご要望に瞬時に対応することも可能です。
さらに、1年ほどレッスンに通っていただくと、テキストはかなりの枚数になり、始めにお配りしたバインダーも限界を迎えます。
そうなると問題になるのが、『どこに何のテキストがあるのか分からなくなってしまう』という現象です。
実はこれ、私自身のバインダーでも常に発生している現象で。いつもレッスンが始まると、まずはバインダーをペラペラとめくってテキストを探す作業が始まります。
時間がもったいないですね・・・。
そこで、目的のテキストを探す手間を省くため、シール式の『インデックス』もご用意しています。
インデックスは小さくて、字を書き込むのは大変なのですが。ここにテキストの題名を書いて張っていくと、かなり目的のテキストを探すスピードがアップします。
このように、当教室のテキストは、生徒さんにお渡しする時点では『未完成』なんです。
生徒さんが、自分の見やすいように、あとで復習しやすいように、疑問点を整理できるように、それぞれが学習しやすいように『カスタマイズ』していくことを前提としているんです。
この方法を考えた時、我ながら「良いアイディアだな!」と思いました。
例えば、有名な教室では、既にしっかり出来上がっている同じテキストを、どの生徒さんにも適用してる場合もあると思います。
その方法を否定する訳ではありませんが。私が教室を始めてしばらくした時、体格・性格・目標などなど、全てにおいて違う生徒さん達に同じテキストで対応するのは絶対に不可能だと思いました。
個人経営の教室の利点は、『臨機応変』です。それぞれの生徒さんに合ったテキストを作成することも可能ですし、レッスン中に予想外に進んだ場合には、直ぐに新しいテキストをプリントアウトすることも可能です。
という訳で、今のテキストの作成方法について変えるつもりはないんです。ないんですが・・・
1つ、大事なことを忘れていたことに、最近気が付いたんです。
この『テキストを自分で好きなようにカスタマイズできる』方式が、合う人と合わない人がいるということです。
ぶっちゃけて言いますと、面倒くさがりの人にとっては、その『カスタマイズ』も面倒な訳で。そういった方は、前回お配りしたテキストをバインダーにファイルすらしないままレッスンに来られたりします。
もっと言いますと、レッスン中にテキストを出さない方もいらっしゃいます。
もちろん逆に、もの凄くしっかりカスタマイズされ、いたるところにメモ書きがされ、正に『自分だけのテキスト』に仕上がっている方もたくさんいらっしゃいます。
こればかりは、個々の性格ですので仕方ないですし。私自身も相当の面倒くさがり屋なので、人のことはあまり言えません。
ただ、自分がやりたくて始めたことに対する、その手助けをしてくれるテキストに関しても『ファイリングすら面倒』と感じる方がいることに、少し驚きを感じます。
いや、もしかすると、私のテキストの出来が悪くて、ファイルしたり後で見直したりする気が起きないのかもしれませんが・・・。
いずれにしろ、『好きなようにカスタマイズできる』ということは、逆を返せば『嫌なら何もしなくて済む』ということなんですね。
ただやはり、何もしなければ当然、レッスンでやったことを復習できませんから。せっかくお金を払って習いに来ているのに『なかなか上達しない』ということになりかねません。
そこで、レッスンで配られたテキストについて、最低限これだけはやっていただくと良いだろうと思うことを書きます。
1.テキストは必ずファイルしましょう。
当たり前ですが・・・
2.レッスン順にまとめましょう。
ファイルする順番がバラバラだと、順を追って復習することが出来ません。レッスンに沿ったテキストを探すのも一苦労です。
3.理論と実技に分けましょう。
圧倒的に、復習もレッスンもやりやすくなる思います。
4.よく使うテキストにはインデックスを張りましょう。
検索スピードが一気に上がります。
5.出来れば、ご自宅でもテキストを見直してみましょう。
レッスン中には「理解できた!」と思っても、あとで見返すと分からない部分が出る場合もあります。分からない部分をそのままにして次のレッスンに臨むのは、当然上達の妨げになってしまいますね。
以上のことが出来れば、かなりテキストを有効に活用することが出来てくると思います。
テキストは、大切にすれば一生残りますが、レッスンに一生通うことは恐らく不可能でしょう。
いずれは必ず、自分一人でギターライフを進んでいかなければならなくなりますので、その時に『自分だけのテキスト』があることは、とても心強いと思います。
テキストのまとめ方に関しては、私も反省することは多いので、一緒に理想的な『自分だけのテキスト』作りを目指し頑張っていきましょう!
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Posted by sinya at 23:41
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