2013年09月16日
『きよしこの夜』ソロギター図解 その2
⇒【sinyaが開発!弾く脳トレ!よなおしギター】
10日前にブログの記事にしました『「きよしこの夜」演奏解説』ですが、いかがでしたでしょうか?
たった2小節分のアレンジではありましたが、『コードを押さえながらメロディを弾く』という、ソロ・ギターの最も基本となる演奏方法を体験することが出来たのではないかと思います。
本日は、前回の続きです。やはり、2小節分のTAB譜と演奏解説図をご紹介していきます。
まずは、今回のパートのTAB譜をご覧ください。

前回の続きですので、歌い始めから3小節目4小節目となりますね。
ただ、前回と大きく違うのは『ローコードを使わない』場所があることです。
前回のパートは、<G>のローコードを押さえながら、小指を動かしてメロディを奏でていました。
ですから、ローコードの<G>を押さえられれば、比較的簡単に演奏することが出来る訳で。このように、『ローコードを押さえながらメロディを奏でる』やり方は、ソロ・ギターを簡単に演奏するためには欠かせないアレンジ方法といえると思います。
ただし、この『ローコードを押さえながらメロディを奏でる』ためには、条件があるんです。
それが、『メロディラインが、ローコードを押さえながら奏でられる範囲にあること』なんです。
つまり、ローコードを押さえた時、小指の届く範囲にメロディラインがなければ、ローコードを押さえながらメロディを演奏することが出来ないことになります。
で、今回のパートのメロディ、具体的には歌詞の『ほし』に当たるメロディの音が<1弦5フレット>になります。
<5フレット>というと、もうローコードの範囲からは飛び出してしまっているんですよね。
ソロ・ギターのアレンジをしていて、このように『メロディがローコードの範囲を超えてしまう』ことはたくさんあると思います。
問題は、その部分のメロディをどうやって奏でるか?ということですね。
考えられる方法としては、ローコードを諦めてハイコードを使ったり、そのメロディだけ単音で奏でたり。あるいは、一般的なコードの押さえ方とは全く違う押さえ方を使ったり・・・。
いずれにしても、この辺りはアレンジする人の経験やセンスに左右されるところでしょう。
まぁ、私は、ソロ・ギターのアレンジの経験が豊富で、さらにセンスがある!という訳ではありませんので。ここでは、『きよしこの夜』をどういったコンセプトでアレンジするに至ったか、その目的をハッキリとさせることにしました。
つまり、『ギター初心者の方でもマスター出来る!』というコンセプトを常に意識していく必要がある訳です。
結果的には、次にご紹介する押さえ方になったのですが。これは、5弦ルートのいわゆるハイコードの<D>の省略形といえるかもしれません。
左手の指を2本しか使わないので、初心者の方でも、それほど苦労せずに押さえられると思います。
それでは、今回のパートの演奏解説図をご覧ください。

※図の見方については、前回の記事を参考にしてください。
いかがでしょうか?
例え、アレンジしたい楽曲に『ローコードの範囲を超えてしまうメロディ』が出てきても、やりようによっては、意外と簡単にコードと同時にメロディを奏でることが出来ると思います。
さて、今回のパートは、ご説明してきたように『ローコードを超える高い音』が出てきます。ということは、左手の動く距離が長くなることを意味しています。
この部分をいかにスムーズに演奏するかが、この曲の完成度のカギとなると言っても良いかもしれません。
という訳で、この部分を演奏する上でのコツをご説明します。
演奏解説図の一番始め、歌詞でいうと『ほ』の部分で<2弦7フレット>を左手薬指で押さえますね。
その次に、ローコードの<D>を押さえる訳ですが、その時の<2弦3フレット>も、左手の薬指で押さえます。
ですから、この2か所は、<2弦>と<薬指>が共通している訳です。
ギターのコードチェンジをスムーズに行うための最大のコツは、このような『前後の共通点』を探すことにあります。
今回のパートの最初のコードと次のコードでは、<2弦>と<薬指>が共通しているので、スムーズにコードチェンジするためには『薬指を2弦から離さないこと』が最大のコツとなります。
実際には、最初のコードが終わっても薬指を2弦から離さず、着けたまま滑らせるように移動させて、次の<D>コードに繋げるんです。
始めの内は、この『滑らす』感覚が難しいかもしれませんが、慣れると、こちらの方がかなりスムーズにコードチェンジできることがお分かり頂けると思います。
次回の『「きよしこの夜」演奏解説』は10日後になりますので、それまで地道に練習してみて下さい。
TAB譜より簡単!図解で『きよしこの夜』のソロギターが完成する特集記事!
・『きよしこの夜』コード譜
・『きよしこの夜』ソロギター演奏動画
・『きよしこの夜』ソロギター図解 その1
・『きよしこの夜』ソロギター図解 その2
・『きよしこの夜』ソロギター図解 その3
・『きよしこの夜』ソロギター図解 その4
・『きよしこの夜』ソロギター図解 その5
・『きよしこの夜』ソロギター図解 その6
☆厳選!ギターを始めたばかりの方にお勧めの記事3つ!
厳選1 メロディ演奏にもコード伴奏にも密接な関連があるCメジャースケール。ギターを初めて触った時から上級者になるまでの練習の必須項目!
【Cメジャースケールを練習しよう!~ギターにおけるCメジャースケールの重要性~】
厳選2 ギターで最初に練習するべき曲は教則本には載っていない場合が多いんです!最初にどんな曲を弾くべきか?またその判別方法は?
【ギターで最初に挑戦する曲は?~キィの判別と教則本の落とし穴~】
厳選3 sinyaが猛烈プッシュするギターの新しい練習方法!いずれは、この練習がギターリストにとっての当たり前になると本気で思っています。ギターの全てが詰まった画期的な練習です!
【ギターリストの新しい練習方法~二胡譜の活用~】


【初心者・独学ギターリストの強い味方】とにかくギターを弾きたいという方へおすすめの教材です!


10日前にブログの記事にしました『「きよしこの夜」演奏解説』ですが、いかがでしたでしょうか?
たった2小節分のアレンジではありましたが、『コードを押さえながらメロディを弾く』という、ソロ・ギターの最も基本となる演奏方法を体験することが出来たのではないかと思います。
本日は、前回の続きです。やはり、2小節分のTAB譜と演奏解説図をご紹介していきます。
まずは、今回のパートのTAB譜をご覧ください。

前回の続きですので、歌い始めから3小節目4小節目となりますね。
ただ、前回と大きく違うのは『ローコードを使わない』場所があることです。
前回のパートは、<G>のローコードを押さえながら、小指を動かしてメロディを奏でていました。
ですから、ローコードの<G>を押さえられれば、比較的簡単に演奏することが出来る訳で。このように、『ローコードを押さえながらメロディを奏でる』やり方は、ソロ・ギターを簡単に演奏するためには欠かせないアレンジ方法といえると思います。
ただし、この『ローコードを押さえながらメロディを奏でる』ためには、条件があるんです。
それが、『メロディラインが、ローコードを押さえながら奏でられる範囲にあること』なんです。
つまり、ローコードを押さえた時、小指の届く範囲にメロディラインがなければ、ローコードを押さえながらメロディを演奏することが出来ないことになります。
で、今回のパートのメロディ、具体的には歌詞の『ほし』に当たるメロディの音が<1弦5フレット>になります。
<5フレット>というと、もうローコードの範囲からは飛び出してしまっているんですよね。
ソロ・ギターのアレンジをしていて、このように『メロディがローコードの範囲を超えてしまう』ことはたくさんあると思います。
問題は、その部分のメロディをどうやって奏でるか?ということですね。
考えられる方法としては、ローコードを諦めてハイコードを使ったり、そのメロディだけ単音で奏でたり。あるいは、一般的なコードの押さえ方とは全く違う押さえ方を使ったり・・・。
いずれにしても、この辺りはアレンジする人の経験やセンスに左右されるところでしょう。
まぁ、私は、ソロ・ギターのアレンジの経験が豊富で、さらにセンスがある!という訳ではありませんので。ここでは、『きよしこの夜』をどういったコンセプトでアレンジするに至ったか、その目的をハッキリとさせることにしました。
つまり、『ギター初心者の方でもマスター出来る!』というコンセプトを常に意識していく必要がある訳です。
結果的には、次にご紹介する押さえ方になったのですが。これは、5弦ルートのいわゆるハイコードの<D>の省略形といえるかもしれません。
左手の指を2本しか使わないので、初心者の方でも、それほど苦労せずに押さえられると思います。
それでは、今回のパートの演奏解説図をご覧ください。

※図の見方については、前回の記事を参考にしてください。
いかがでしょうか?
例え、アレンジしたい楽曲に『ローコードの範囲を超えてしまうメロディ』が出てきても、やりようによっては、意外と簡単にコードと同時にメロディを奏でることが出来ると思います。
さて、今回のパートは、ご説明してきたように『ローコードを超える高い音』が出てきます。ということは、左手の動く距離が長くなることを意味しています。
この部分をいかにスムーズに演奏するかが、この曲の完成度のカギとなると言っても良いかもしれません。
という訳で、この部分を演奏する上でのコツをご説明します。
演奏解説図の一番始め、歌詞でいうと『ほ』の部分で<2弦7フレット>を左手薬指で押さえますね。
その次に、ローコードの<D>を押さえる訳ですが、その時の<2弦3フレット>も、左手の薬指で押さえます。
ですから、この2か所は、<2弦>と<薬指>が共通している訳です。
ギターのコードチェンジをスムーズに行うための最大のコツは、このような『前後の共通点』を探すことにあります。
今回のパートの最初のコードと次のコードでは、<2弦>と<薬指>が共通しているので、スムーズにコードチェンジするためには『薬指を2弦から離さないこと』が最大のコツとなります。
実際には、最初のコードが終わっても薬指を2弦から離さず、着けたまま滑らせるように移動させて、次の<D>コードに繋げるんです。
始めの内は、この『滑らす』感覚が難しいかもしれませんが、慣れると、こちらの方がかなりスムーズにコードチェンジできることがお分かり頂けると思います。
次回の『「きよしこの夜」演奏解説』は10日後になりますので、それまで地道に練習してみて下さい。
TAB譜より簡単!図解で『きよしこの夜』のソロギターが完成する特集記事!
・『きよしこの夜』コード譜
・『きよしこの夜』ソロギター演奏動画
・『きよしこの夜』ソロギター図解 その1
・『きよしこの夜』ソロギター図解 その2
・『きよしこの夜』ソロギター図解 その3
・『きよしこの夜』ソロギター図解 その4
・『きよしこの夜』ソロギター図解 その5
・『きよしこの夜』ソロギター図解 その6
☆厳選!ギターを始めたばかりの方にお勧めの記事3つ!
厳選1 メロディ演奏にもコード伴奏にも密接な関連があるCメジャースケール。ギターを初めて触った時から上級者になるまでの練習の必須項目!
【Cメジャースケールを練習しよう!~ギターにおけるCメジャースケールの重要性~】
厳選2 ギターで最初に練習するべき曲は教則本には載っていない場合が多いんです!最初にどんな曲を弾くべきか?またその判別方法は?
【ギターで最初に挑戦する曲は?~キィの判別と教則本の落とし穴~】
厳選3 sinyaが猛烈プッシュするギターの新しい練習方法!いずれは、この練習がギターリストにとっての当たり前になると本気で思っています。ギターの全てが詰まった画期的な練習です!
【ギターリストの新しい練習方法~二胡譜の活用~】


【初心者・独学ギターリストの強い味方】とにかくギターを弾きたいという方へおすすめの教材です!

Posted by sinya at 15:21
│ギター教室