2013年09月19日
久しぶりの作曲作業~バンドでオリジナル曲を作る方法~
⇒【sinyaが開発!弾く脳トレ!よなおしギター】
今週末、バンドの練習があります。
私のバンドは、非常に活動内容の薄いノンビリとしたバンドで。練習は1ヶ月に1回できれば良い方。ライブに至っては、もう4年近くやっていません。
そんな状態だと、『バンドを組んでいる』と堂々と言うのもはばかるような有様で。それでも解散せずに続けられるのは、練習の後のミーティングをとても大切にしているからでしょう。
まぁ、ミーティングと言っても、飲み会なんですけどね・・・
そんな状態のバンドですから、当然レパートリー曲も増えません。ここ何年も、ズッと同じ曲ばかり練習しています。
で、前回の練習の時に、さすがにソロソロ新しい曲をやらなければ・・・ということで、新曲の制作に着手したという訳です。
バンドによって、オリジナル曲を作る方法はイロイロとあると思います。
私がまだ結婚する以前、比較的一人の時間が持てていた時期は、私が作曲からアレンジまでを一人でやってしまい、シーケンサーでドラムやベースを打ち込み、MTRでテープに落とし込んで、曲としてほぼ完成させた状態の音源をメンバーに渡していたりしました。
この方法だと、自分のセンスで生み出し、さらに、かなり細部まで曲を作り込むことが出来ますので、とても楽しいのですが。反面、当然、時間と手間が掛ります。
ですから、結婚して子供ができて、さらに教室を始めて、バンドばかりに集中できなくなった今では、この方法での作曲はほとんど行っていません。
今現在、バンドで演奏することを前提に作曲する場合の方法は、以下のようになります。
「バンドで曲を作ってみたい!」と思っている方は、参考にしてみて下さい。
1、スタジオ練習の時、メンバーでフレーズやコード進行のアイディアを出し合う。
2、カッコイイ使えそうなフレーズをピックアップし、とりあえずみんなで合わせて演奏してみる。
3、短いフレーズでもまとまったら、その前後のフレーズやコード進行を考えてみる。
4、ある程度のフレーズやコード進行が出来て、曲らしい構成になったら、演奏に合わせて適当に歌ってみる。
5、大体の形が出来たら、携帯やスマホのボイスメモに録音する。
6、アレンジが得意なメンバーが、録音した音源を持ち帰り、煮詰めていく。
7、一通りアレンジした楽曲は、構成やメロディや詩などをメンバーに伝え共有する。
8、バンドでたくさん練習して、さらに細かくパートごとにアレンジして完成させる。
こんな感じです。
特に、ロック系のバンドでは、このような作曲の方法をしているバンドも多いかもしれませんね。
ポイントは、最初に、いかにカッコいいフレーズを捻出するかにかかっています。もし、他のメンバーよりも先にカッコいいフレーズを考え出せば、その曲の主導権を握ることが出来ますので、ここは争奪戦の様相を呈します。
良い意味で、メンバー同士で競い合ってアイディアを出し合う方が、より良いものが生まれるかもしれません。
メインフレーズが決まれば、意外とその前後のフレーズやコード進行がパッと思い付いたりします。キッカケが出来るからです。
ですから、そこまでいけば、あとは各メンバーの個性を遺憾なく発揮してもらって、バンドの色をドンドン出していきましょう。
ただ、そんな感じで、スタジオで大雑把に曲が出来たとしても、やはり細かいアレンジ作業は必要だと思います。ここをしっかりやらないと、曲としての完成度が低くなってしまいますので。
このアレンジ作業は、私的には一人の人間がやった方が良いと思います。
一人の方がじっくりと考えることが出来ますし。一人のセンスによってアレンジすれば、曲としてまとまりのあるものが出来ることが多いです。
あくまでも、アレンジは『机上で行う』のが、私としてはベストでした。演奏とはある程度切り離してしまった方が、自由な発想で取り組めるんですね。
で、完成したものをメンバーと共有して、そこで改めてメンバーの意見を取り入れ、修正するところは修正していくという手順です。
同じように、歌詞に関しても、ボーカリストなどが一人で作っていくのがベストでしょう。
このような方法で作曲すると、バンド全体としての個性や勢いが元になって出来た土台の上に、机上で行った細かいアレンジが加わって、『イイとこ取り』の楽曲が出来る場合があります。
バンドで作曲をしたいと思っているけどやり方がわからない!という方は、参考にしていただけたら幸いです。
さて、それでは私も、前回の練習の時にボイスメモに録音した音源をもとに、作曲作業に入りたいと思います。
週末までに間に合うかな・・・
☆厳選!ギターを始めたばかりの方にお勧めの記事3つ!
厳選1 メロディ演奏にもコード伴奏にも密接な関連があるCメジャースケール。ギターを初めて触った時から上級者になるまでの練習の必須項目!
【Cメジャースケールを練習しよう!~ギターにおけるCメジャースケールの重要性~】
厳選2 ギターで最初に練習するべき曲は教則本には載っていない場合が多いんです!最初にどんな曲を弾くべきか?またその判別方法は?
【ギターで最初に挑戦する曲は?~キィの判別と教則本の落とし穴~】
厳選3 sinyaが猛烈プッシュするギターの新しい練習方法!いずれは、この練習がギターリストにとっての当たり前になると本気で思っています。ギターの全てが詰まった画期的な練習です!
【ギターリストの新しい練習方法~二胡譜の活用~】

【初心者・独学ギターリストの強い味方】とにかくギターを弾きたいという方へおすすめの教材です!

Posted by sinya at 14:33
│作曲・アレンジ