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2013年06月28日

ベン・E・キング『Stand By Me 』




【sinyaが開発!弾く脳トレ!よなおしギター】


昨日の記事【4つのコードで曲を弾いてみよう!】では、4つのローコードと、その4つのコードで演奏できる練習曲をご紹介しましたが。
実はこの練習曲、当教室のアコギの生徒さんもエレキの生徒さんも、最初に必ず習得してもらう曲なんです。

昨日の練習曲の譜面は、キイをG(ジーメジャー)として表記してありましたが。実際のレッスンでは、生徒さんの使うギターの種類、あるいはレベルによって、キイを変えて練習したりしています。

で、この曲、じつはある有名な曲のコード進行が元になっているんです。




1986年の映画『スタンドバイミー』の主題歌、ベン・E・キングの『Stand By Me』ですね。

主題歌の『Stand By Me』は、すでに1961年にヒットしています。ですので、映画のヒットと共に、この曲はもう一度リバイバルヒットしたことになります。

70年代生まれの私にとっては、映画『スタンドバイミー』は、正に青春の真っ只中の映画です。ど真ん中世代ですね。
高校の文化祭でも、バンドで『Stand By Me』を演奏したのを覚えています。

映画『スタンドバイミー』に関しては、公開以来、名作としてズッと見続けられている映画ですから。教室でこの曲を練習曲としてご紹介すると、年代に関係なく、皆さん知っていらっしゃるんです。

さすが、映画も主題歌も、正真正銘の不朽の名作ですね。

この曲を練習曲として選んだ理由の1つは、この『知名度の高さ』にあります。

やはり、どうせ練習するなら『誰でも知っている有名な曲』の方が、マスターした後も有効利用できる訳です。
誰かに「ギターやってるんだって?何か弾いてみて!」なんて言われた時に、サッとこの曲を演奏すれば、「へ~カッコイイね!」と言ってもらえるかもしれませんからね。

ただ、知名度の高い曲でも、あまりにも難しい曲だったら練習曲には不向きな訳です。

そういう意味で『Stand By Me』は、シンプルなコードで、しかも、8小節のパターンをずっと繰り返す非常にシンプルな構成になっています。
この比較的やさしい『難易度』も、練習曲としては打ってつけと言えます。

教室でこの曲を練習曲として使う理由に、『知名度』と『難易度』に加え、さらに『高い応用性』が上げられます。

実はこの『Stand By Me』のコード進行は、さまざまな曲に使われている非常に使用頻度の高いコード進行なのです。

『Stand By Me』のように、最初から最後まで同じコード進行で演奏される楽曲以外でも、曲の1部として使われる楽曲も含めれば、このコード進行が使われている曲はこの世に数え切れないほど存在するでしょう。
逆に言えば。このコード進行を覚えていれば、イロイロな曲に応用できるだけでなく、作曲も視野に入れた応用の仕方が考えられる訳です。
さらに、この『Stand By Me』のコード進行を少し変化させることにより、JAZZで最もよく使われるコード進行にまでたどり着くことが出来ます。

そう考えると、この単純なコード進行は、JAZZの演奏までを視野に入れることが出来る非常に奥が深く応用性の高いコード進行だといえます。

この『応用性の高さ』は、イコール『理論的な完成度の高さ』につながっていると言えます。

当教室では、実技を習得する上での練習曲としてだけではなく、理論の勉強の教材としても、この『Stand By Me』をフル活用しているんです。

このように、『Stand By Me』は、ギターを始めて最初に弾く練習曲としては最適だと言えます。
もしかすると、他のギター教室でも、練習曲としてこの曲を取り上げている講師の方がいらっしゃるかもしれませんね。

当教室では、ipodtouchのアプリ『nano studio』で作った『Stand By Me』のカラオケを使って、イロイロな練習をしています。
ですから、生徒さんたちは、この曲をもう耳にタコが出来るほど聞くことになってしまい、申し訳ないのですが・・・。

弾きこめば弾きこむほど、解析すればするほど、その奥の深さが分かり、ギター上達に非常に役に立つ曲ですので。我慢して下さいね。


☆関連記事【4つのコードで曲を弾いてみよう!】


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Posted by sinya at 01:32 │ギター教室
この記事へのコメント
この曲は、ボーカルバンドに変更した時の最初の曲でした。(^^♪

当時はこの曲を演奏しているバンドはあまりなかったです。

思い出深い1曲です。
Posted by 工房ike工房ike at 2013年06月28日 07:14
工房ikeさん、いつもありがとうございます!

ikeさんも、バンドでこの曲をやってらっしゃったんですね!
映画『スタンドバイミー』がヒットする前でしょうか?

映画のイメージもありますが、この曲を聴くと今でも胸が熱くなります。
本当に良い曲ですよね。
Posted by sinyasinya at 2013年06月28日 09:05
映画はまだ最近と言う感覚です。

バンドでやったのは1968年です。この頃はほんとにいい曲がありましたね~~(^^)

ちなみにレコードのシングル盤もありまして、A面にスタンドバイミー、B面は

ドント プレイ ザット ソングでした。

これも名曲です。ぜひお聴きください。
Posted by 工房ike工房ike at 2013年06月28日 13:44
ikeさん、68年からすでに『スタンドバイミー』をレパートリーとしてやられていたとは!

渋いですね!

しかも、シングル盤もお持ちなんですね。かなり貴重な品ですよね。

私も、60年代のいわゆるオールディーズといわれる曲は、スゴク好きなんです。
高校生の頃は、オールディーズのバンドを組んでましたよ。

あの頃の曲は、本当にイイ曲が多いです。
今でもよく聴いています。
Posted by sinyasinya at 2013年06月29日 14:50