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2013年04月11日

メジャー的ソロの作り方 最も簡単で最も効果的なソロ編




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これまで、一週間以上に渡って連日お送りしてきました特集記事ですが。昨日、やっと1つの解決策を見つけることが出来ました。

『完全にメジャーな曲』に対してのアレンジやソロは、コード進行を意識したフレーズで組み立てていくこと。特に、複雑なコードが使われている場合は、そのコードの構成音の中で大切な音をピックアップしてフレーズを作ること。

そうすることで、ソロを聴いただけでコード進行が分かるような『コード感のあるソロ』を作ることが可能になり。当然『完全にメジャーな曲』のコード進行を再現している訳ですから、それが『メジャー的ソロの作り方』のコツの1つとなる訳です。

前回の記事が難解だったことでもお分かりのように、一週間掛かってやっと見つけたコツは、理論的にも技術的にもかなり難しいものになってしまいました。
ただ、今回ご紹介するコツは、比較的誰にでも理解しやすく、しかも、演奏するにもそれほど難しくないと思いますので。ご安心下さい。


『完全にメジャーな曲でメジャー的にアレンジ』している曲の代表として取り上げたStray Cats『I Won’t Stand In Your Way』のギターソロは、前半後半で、そのアレンジの仕方がガラッと変わっています。

前半の方は、前回ご説明した通りですが。後半のソロの作り方の特徴は、曲全体を聴くと意外と直ぐに分かると思います。

お時間のある方は、もう一度『曲全体』を聴いてみてください。

Stray Cats『I Won’t Stand In Your Way』(ギターソロ2:07~)



この曲のギターソロ部分のコード進行は、歌の『Aメロ+Bメロ』のコード進行とほぼ同じになっています。なので、前回ご紹介した『コード感のあるソロ』は、前半のAメロの部分と同じコード進行の中で作られて演奏されています。

問題は、ソロの後半。『Bメロ』と同じコード進行でのソロの作り方です。


これまでの特集記事の中で、マイナー・ペンタトニックスケールを使うと『ロックっぽい』フレーズを作ることが出来ると説明してきましたね。
要は、『ロック』という大きなククリのジャンルを表現するのに、とても適したスケールであるということなんですが。逆に言いますと、どんな曲調の楽曲でも、マイナー・ペンタトニックスケールを使うと『ロック』になってしまう。

結果、ロック以外の『特徴的で個性的なフレーズを作るのが難しい』という事になってしまうんです。

ですから、『完全にメジャーな曲』に対しても、その特徴を完全に捉えることが上手く出来ずに、マイナー・ペンタトニックスケールだけではどうしても『ロックっぽく』なってしまうんですね。

では、そもそも『完全にメジャーな曲の特徴』とは、いったい何なのでしょうか?

それさえ分かれば、その特徴を捉えることによって『メジャー的ソロ』を作り演奏することが出来る訳ですから。考えてみる価値はありそうです。
で、『完全にメジャーな曲』の特徴を挙げてみると、メジャーキイ・スローテンポ・複雑なコードとコード進行・情緒的な歌詞、などでしょうか。確かにこれらも『完全にメジャーな曲』の特徴ではあるのですが・・・。

私が思うに、『完全にメジャーな曲』の最大の特徴は、『キレイな歌のメロディ』にあると思うんです。

歴代の、スローテンポのバラード調の名曲と言われるものには、必ず素晴らしく美しい歌のメロディがあります。『Let It Be』も『I Won’t Stand In Your Way』も、しかりです。
もっと言うなら、『まずキレイなメロディがあって、そのメロディに対してコードやテンポや伴奏や歌詞が付けられていく』と考えた方が、より自然な感じさえしますね。

『完全にメジャーな曲の最大の特徴は歌のメロディである』ことに、あまり異を唱える人はいないのではないでしょうか。

『完全にメジャーな曲の最大の特徴は歌のメロディである』ならば、ギターを使って『その特徴を捉えたソロを作る方法』は、実はとても簡単なことなんです。

ギターで『歌のメロディを弾く』だけでよいのですから。

『I Won’t Stand In Your Way』のギターソロの後半は、まさに、歌のBメロをそのまま演奏しています。
元々メロディがとてもキレイな曲ですから、それをギターで弾いても、非常に印象的で心に残るソロとなる訳です。
聴き手側が、ギターソロを聴いている時点では、その前にすでにそのメロディを歌として聴いていることになりますね。『繰り返されることによる効果』は、どの業界でも絶大な訳です。

歌のメロディをギターで弾くことは、曲の譜面があれば簡単ですし。音源だけしかなくても、メロディのコピーはそれほど難しくないですよね。それにもし、その歌のメロディが自分の作ったものなら、ギターで弾くのはより簡単な作業となります。

『歌のメロディをギターソロの中に組み入れる』ことは、『メジャー的ソロの作り方』のコツの中でも、最も簡単で最も効果的であるといえます。


今回のまとめです。

☆『完全にメジャーな曲』の最大の特徴は『キレイな歌のメロディである』と言えます。

☆ギターソロの中に歌のメロディを入れることは、『メジャー的ソロの作り方』の中でも、最も簡単で最も効果的なコツであると言えます。


☆『メジャー的ソロの作り方』関連記事
・メジャー的ソロの作り方
・メジャー的ソロの作り方 マイナースケール編
・メジャー的ソロの作り方 ペンタトニックスケール編
・メジャー的ソロの作り方 マイナー・ペンタトニックスケール編
・メジャー的ソロの作り方 『Let It Be』ソロの解析編
・メジャー的ソロの作り方 メジャー的ソロの必要性編
・メジャー的ソロの作り方 マイナーペンタからの脱却編
・メジャー的ソロの作り方 コード感のあるフレーズ編
・メジャー的ソロの作り方 最も簡単で最も効果的なソロ編
・メジャー的ソロの作り方 2つの音を弾く編
・メジャー的ソロの作り方 2つの音を弾く その2編
・メジャー的ソロの作り方 最終回 実践編


メジャー的ソロの作り方 最も簡単で最も効果的なソロ編


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Posted by sinya at 01:10 │音楽理論